第5首 猿丸大夫(古今集)

挿絵を兼ねた表紙を描いてみました。

イメージを共有いただければ幸いです。


https://kakuyomu.jp/users/0035toto/news/16817330667145561797


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奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき


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奥深い山の中で、(一面に散りしいた)紅葉をふみわけて鳴いている鹿の声を聞くときは、この秋の寂しさが、いっそう悲しく感じられることだ。


(出典:百人一首.com)

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さくりと、踏みしめた落ち葉が。

一足ごとに私の胸に染みていきます。


それでも無心で歩き続けていると。

貴方のことを忘れることができたのに。


鹿の声(ね)が。

美しい貴方の声を思い出させて。


恨めしく思いました。


やはり。

明日は都に帰ります。


そして。

貴方のもとへ。


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猿丸大夫(さるまるのたいふ / さるまるだゆう)は、三十六歌仙の一人。生没年不明。「猿丸」は名、大夫とは五位以上の官位を得ている者の称。


来歴

元明天皇の時代、または元慶年間頃の人物ともいわれるが、伝承は全く不明である[1]。しかし『古今和歌集』の真名序(漢文の序)では六歌仙のひとりである大友黒主について、「大友の黒主が歌は、古の猿丸大夫の次(つぎて)なり」と述べており、少なくとも『古今和歌集』が撰ばれた頃には、それ以前の時代の人物として知られていたものと見られる。


「猿丸大夫」という名について六国史等の公的史料に登場しないことから、本名ではないとする考えが古くからある。さらにその出自についても、山背大兄王の子で聖徳太子の孫とされる弓削王とする説、天武天皇の子弓削皇子とする説や道鏡説、また民間伝承では二荒山神社の神職小野氏の祖である「小野猿丸」とする説など諸説ある。弓削王説の信憑性は薄い。


※ウイキペディア フリー百科事典より




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