第143話 おじさん、大臣と美少女と会見に臨む。
俺とロカは、
地上に転送されたとき、眼の前にいたのは
「やあやあ、待っていたよ、
「
「
「
「
「アタシはおじさんと一緒に出席します!」
「ほう! これはこれは。嬉しいね!!」
ロカにも断られると思っていたのだろう、
「
会見の準備の連絡だろう。
「なあロカ。会見で何を話すつもりだ?」
「ヒミツ!! それよりおじさん、服を着替えたいからちょっとあっち向いてて!!」
「あ、ああ……」
俺は大慌てで窓の方へと振り返る。ハイヤーは渋滞に捕まることもなく、ロカが戦闘コスチュームからジャージ姿に着替える頃には、探索庁の地下駐車場へと到着した。
「さあ、急いで!
俺とロカは
「いやはや、お手柄だね、
「お久しぶりです。
「おお! 君は、私が
「はい!
「あのときのことは感謝しています。つまり、私は君に感謝をしているということです」
「あの……
「……なるほど、なるほど、つまり、私は黙っていれば、会見は滞りなく進むということですね」
「はい。報告はすべて私が行いますので、
「なるほどなるほど、了解しました。つまり私は一言もしゃべらないということですね」
「そのとおり!
「わかった」
「
「はい。でも、1分、いや30秒だけでもいいんで、お時間をいただけますか? アタシ、どうしても想いを伝えたい人がいるんです」
「………………ああ、構わないよ」
「では、いくとするか」
と、俺達を会見の場へとうながした。
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