第108話 おじさん、元弟子と再開する。
「あっ……と! こんなところで立ち話もなんですよね! 園内にご案内します」
俺たちは、
そう、このカーバンクルランドは、幻獣を飼育する施設であるとともに、安全かつ人工的にダンジョンを運用する施設でもあるのだ。
カーバンクルはちょうど朝ごはんを食べているところだった。
「カンコちゃん、コヨミちゃん!
すると、カンコと呼ばれた少女が、すっくと立って返事をする。
「お師匠、お久しぶりです!!」
「おまえ、本当に
「はっはっは、師匠は巨乳好きですからねぇ」
この軽口。姿はすっかり幼くなっているが、間違いなく
俺は
「話は聞いていると思うが、
「なるほど? あたしゃの大嫌いな
「ああ。もうひとり、有能な盾使いに声をかけている」
「壁役が3人も必要ってことは、やっぱりダンジョンの主は……」
「
俺の言葉に、
そこには、ロカやササメたちにフルーツをもらい、ご機嫌に短い尻尾をピコピコとシッポを振っている、頭が3つある幻獣ケロベロスがいた。
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