第36話 chaotic/混沌とした

「準備できたの!」

 昨晩、一閃などロボットたちと戦ったこのフィールド。ここにまた私と一閃は立っていた。

「おで、全力でいく」

「頼みます……!」

 刀に手を添えて、抜刀の姿勢に入る。

「『雷電ライデン』」

 一閃の刀を電気が覆う。

「くらうがいい」

 そして、前も見たあの俊敏な動きで、私の脳天へと刀を下ろす。

「フン!」

 避けていたはずのその刀。しかし、今回は違う。その刀をそのまま私の刀で受け止める。

「とりゃ!」

 受け止めた刀を弾き返すと、一閃はよろけた。

「……よし!」

 私は刀を見て、成功を確信した。

「らんまちゃん、もういいよ!」

「わかったの。一閃、ストップなの!」

「御意」

 らんまの指示で動きが止まり、一閃はその場に座った。

「それで……導華、なんでこんな事をやったの?」

 前と同じように扉から出てきたらんまは不思議そうに尋ねた。

「それはね、雷をもらうためだよ」

「雷を……もらう?」

 私の刀はバチバチと電気を纏っていた。



「先手必勝!」

 2台のロボット、波六と五火を前にして、腰から愛銃を抜く。そしてそのままの勢いで、銃弾を放つ。

「『炎火エンカ』」

 が、その弾は全て業火によって焼き尽くされた。

「やっぱり、一筋縄じゃいかねぇよな!」

 次は、空中に大量の転移門を用意して、そこに弾丸を撃ち込んでいく。

「ソノ程度……」

 波六は予想していた方向へと、水を放つ。しかし、その水すら穴へと吸い込まれて、他方の穴から出てくる。

「何?」

「そう簡単に、攻撃が届くと思うんじゃねぇ!」

 十発……二十発……三十発……時間が経てば経つほど、銃弾は増えていき、穴と穴の間で多くの青い軌跡を残して通過していく。

「……厄介だな」

 数発の弾丸がロボットに当たる。しかし、それは致命傷にはならず、少しボディに傷をつけただけだった。

「かてぇな……」

 それでも、傷は作れている。このまま「弾丸の流星メテオ・オブ・バレット」を続けていけば、いつか隙が作れる……はず。

「『球水キュウスイ』」

 しかし、そんな予想も波六の作った水の膜に阻まれる。

「勢イヲ殺シ続ケレバ、イツカハ止マルデショウ?」

 弾丸の流星は性質上、敵に当てるためには、絶対に転移門から出なければならない。だから、転移門から転移門の移動、その間で勢いを殺されてしまうと、飛距離が稼げず、次の転移門に入れない。

「止められるか……!」

 予想はしていたが、ここまで早く気づかれるとは……。

「デハ、コチラカラモ、行キマショウ」

 五火は5本あった右手の指を変形させて、手の部分自体を大きな射出口へと変化させた。

「『射出炎ストライク・バーン』」

 直径20cmほどある火球が一直線でこちらへ飛んできた。その速度は俺の弾丸に引けを取らない。

「お返しだ!」

 どんなに速くとも、当たらなければ無力。飛んできた火球を転移門であちらへと返す。

「無駄デス」

 その火球も、水の膜によって、消化されたことで消失。お互いに何も起こらずに終わる。

「さて……そろそろ準備を始めますか」

 これを見て確信した。このままいけば、そのうち持久戦で俺が負ける。

「発明品のお披露目だ!」

 だったら、発明品を使えばいいじゃない。発明家だもの。

「起動!」

 腕に黄色い射出口を取り付ける。見た目はさながら、青いタヌキ型ロボットの空気ぶっ放し大砲のようだ。

「何ヲ……」

「へっ、お前ら。そんなでけー火やら、水のベールぽっちで、全部の攻撃を防ぎ切ったとでも思ったのか?」

「……ドウイウ意味ダ」

 五火と波六、そのどちらもが腕を構えて、こちらに炎や水の球を放ってくる。

「そんなもん、簡単だよなぁ!」

 しかし、もう転移門は開けない。いや、正確には

「さあ、行こうぜ! 限界まで!」

 徐々に空気中の魔力たちが俺の腕に集まっていく。その度に力が高まっていくのを感じる。

「ぶちかますぜ!」

 そして、いよいよ終わりの時が来た。

「『超電磁砲オーバー・レールガン』!!!!!」

 集められた膨大な魔力が、電気と磁石の力によって高速で放出される。それによって、魔力は青い光を放つビームへと変貌する。その光線は音をも置いていく。

「! 守リキレ……」

 2人が全力で炎と水の壁を作る。しかし……。

「んなもん、貫通すれば関係ねぇ!」

 俺の発明品である、この超電磁砲の前ではどちらも無力だ。

「「ウ、ウアアアアア!!!」」

 2台のロボットは、共に極太の魔力光線によって、戦闘不能へと追い込まれたのであった。

 


「……いってぇ!」

 砂埃が晴れて、五火と波六が倒れているのを確認すると、即座に超電磁砲を外す。

「反動デカすぎだな。要改造、要改造」

 使った後は反省を忘れない。次の発明へと活かすのだ。

「忘れてもらっては、困るのだが」

 手を冷やしていると、目の前に四根が飛来してきた。

「ああ……。そうだったな」

 発明品でカッコよく倒した後の高揚感で、すっかり忘れていた。

「……準備いいぞ」

「良いのか、もう冷やさなくて」

「ああ、良いんだよ。ほっときゃ治る」

 これは師匠直伝の言葉だ。これがあるおかげで、俺は無理ができる。

「ふむ……。人間とは面白いな」

 顎に手を置き、四根は目を細めた。

「俺もそう思う」

 ゆっくりと立ち上がり、銃を構える。

「さあ、第二ラウンドだ」

 まだ、俺の戦いは終わらない。



「『ゼロアイス:ポール』!」

 三塵と名乗った目の前のロボットに対して、私は最初に氷柱を放つ。

「『サンド』」

 しかし、その氷柱は簡単に砂によって止められた。

(砂のせいでパソコンも使えない……)

 先程から舞っているこの微細な砂。万が一これがパソコンの内部に入ってしまうと、最悪再起不能に陥るだろう。

(でも、氷が使えるならまだ勝機はある!)

 別に私の魔法が使えなくなったわけではない。だったら、氷で攻め切るまでだ。

「まずは、あの砂を越えないと……」

 兎にも角にも、まずは砂の対策を考えなければならない。

「油断大敵」

 私が考えている隙に、三塵は砂を固めて、蛇を作る。大きさは2mほどで、それが地面にある砂の塊から無数に生えている。

「『砂塵大蛇サジンオロチ』」

 それが地面を這うようにして、こちらへと向かってくる。

「『ゼロアイス:ウォール』!」

 氷で受け止めるが、一部が氷をすり抜けて、噛みつこうとする。

「くっ!」

 覚悟を決めたその時、横から植物の根が砂の蛇を阻んだ。

「させません!」

 その植物はルリの腕から生えている。どうやらルリの魔法のようだ。

「というか……アンは?」

 その時、アンがこの場にいないことに気がついた。

「わかりません! とにかく、『行ってくる』とだけ……」

 聞いたところによると、どこかに行ったようだ。

「こんな非常事態に……!」

 こうしている間にも、砂の猛攻は止まらない。

「ずっとこのままは無理ですよ……!」

 その時、ビルの屋上、先ほどまでいたビルの上からけたたましいギターの音が響いた。

「何者……」

 そう三塵が呟くが、こんなことをする奴は1人しかいない。

「凛、ルリ。待たせたな!」

 赤いギターと共に、アンがその場に立っていた。

 

 

「わわわわ……」

 突然、窓の外に巨大な砂や、ロボットが出したことで、怯えていたのは、楽器屋の女性店員だった。カウンターの奥で震え、どうしようかと考えていた。

「すいません!」

「はい!?」

 そんな時、店内に聞き覚えのある声が響いた。

「ア、アンちゃん!?」

 それはこの楽器店の常連であるアンだった。よく楽器を見て帰ったり、試奏をしているのだ。

「どうしてこんなところに……」

 女性店員がアンに声をかけると、アンはよく通る声で話す。

「今ちょっと私の友達が戦ってるんです!」

「はい!?」

「それで、ここにあるフェス用の道具を貸して欲しいんです!」

 混乱する女性店員。しかし、アンは嘘は言っていない。それにとてもまっすぐな目をしていた。

「……わかった、どこに運べば良い!?」

 最悪死ぬかもしれない窮地で、混乱した頭が出した結論は道具を貸すことだった。

「あざっす! 屋上にお願いします!」

「わかった!」

 そして、ビルの屋上に巨大なアンプとマイクが持ち込まれた。



「ここからは、私たちの反撃じゃい!」

 私が聞いたこともないような巨大な音声が都内に響き渡る。

「さあ、始めるぜ! 『強化魔法:オンステージ@フェス』!」

 アンのできる最大レベルの強化魔法。その音は凄まじい迫力を誇っていた。

「すごい……!」

 その音を聞くと、今までに感じたことのないほどの膨大な力が込み上げくる。

「……凛さん」

「うん、いける!」

 互いに目を合わせ、ルリと息を合わせる。

「『グロウス:レインフォレスト』!」

 ルリの両手から大量の木々が放出される。その木々全てが太く、大きい。

「ナントイウ、量ダ……!」

 それを見て三塵は衝撃を受ける。つい数秒前まで押していたはずの少女からとてつもない魔法が放たれたからだ。

「ダガ、マダ受ケ切レル! 『砂漠防壁デザートガード』!」

 攻撃に使っていた砂を全て防御にまわし、木々を受け止める。

「グッ!」

 しかし、砂の間を縫って入ってくる木々の細かい枝や棘は防ぎきれない。

「致命傷ニハ、サセナイ!」

 そして、ついに三塵はその攻撃を受け切る。

「ドウダ!」

 砂が晴れ、ルリを見たとき、ある違和感を抱く。

「水色ノ女ハドコダ……!?」

「水色の女じゃないよ。時雨 凛、だよ」

 そして、三塵は私を見つける。

「上空……ダト!?」

 先程のルリの魔法に乗じて、私は空高くまで登った。

「さて、終わりにしよう?」

 私は腕を前にして、今までで最高峰の魔法を繰り出す。

「『ゼロアイス:氷柱狂想曲アイシクル・ラプソディー』!」

 何百何千という無数の氷柱が上空に現れる。

「インドア派だって、やる時はやるんだよ?」

 氷柱は三塵に向かって、一斉に放たれた。

「……無理ダナ」

 その光景を見て、三塵は戦う意志を無くしたようだ。

「ワシノ、負ケダ」

 三塵は無数の氷柱に、貫かれた。



「やるじゃねぇか、凛!」

「流石です」

 ビルから降りてきたアンと、ルリがこちらにやってきた。

「いや、ルリが持ち上げてくれたおかげだよ」

「それなら、アンに感謝を伝えてください。彼女のおかげで力を出せたのですから」

「それもそうだね」

 私もあれほどの魔法を使えるとは思わなかった。

「本当、ありがとね。アン」

「ん? なんだって?」

 せっかく感謝を伝えたが、なぜか届かない。距離は1mほどしかないはずだが……。

「……もしかして」

 すると、ルリはアンに近づいてこう言った。

「……あなた、耳栓つけましたか?」

「ん? つけてねぇぞ?」

 巨大アンプの最大出力を近くで聞いていたのだ。しかも、大音量に慣れていないのに、耳栓なしで。なら、もう結果はわかる。

「……本当、バカですか?」

「今の、なんだって?」

 その後、少しの間アンは難聴に悩まされた。



「スマッシュ!!!」

 その頃、デニーは拳を振い続けていた。

「アハハ、当タラナイネ」

 しかし、その攻撃を細身で身軽な奴九は避け続けている。

「やっぱり、厄介デース……」

 大ぶりなデニーの動きは、こう言った俊敏な敵に対して弱い。

「ホラ、『毒鉄砲ドクデッポウ』!」

 そんなデニーを嘲笑うかのごとく、奴九は空中から毒の玉を降らせる。

「ムガ!?」

 その一つがデニーの右腕に当たる。そして、じわじわと皮膚の中へと入っていった。

「ソノ毒ハ致死性ノ毒。体ノ中ニ入ッタラ最後、十分後ニハ、心臓ガ……」

 そんな説明を聞きながらも、デニーは苦しんでいた。

「ズキズキしマース……!」

 このままではまずい……。段々と腕から紫色が広がっている。そのうち死がやってくる!

「……ん?」

 しかし、デニーはあることを思い出した。

「あ、ワタシ腕ちぎっても大丈夫なんデシタ」

 そう言って、デニーはなんの躊躇いもなく、右腕をちぎり落とした。

「……ハ?」

 このマッチョことデニーは、スライムだった。



「ソンナノアリ!?」

 ロボットらしからぬ驚きようで、奴九は驚く。

「文明の力に勝ちマシタ!!!」

 そうではないような喜びようで、デニーは喜んだ。

「クソッ! ダッタラ、全身ニ毒ヲマワス!」

 流石に、全身であれば、デニーも耐えられない。確かに耐えられないのだが、その作戦には問題がある。

「バッチコーイ、デス!」

 それは、それまでにデニーの攻撃に一度でも当たればアウトであるということだ。軽量で作られた奴九の体は脆い。そんなボディでデニーの重い攻撃を受ければ、確実にお陀仏だ。

雨毒ウドク!」

 だから、短期決戦に持ち込む。

「コノ量ナラ……!」

 多量の毒が粒となって地面に降り注ぐ。木々に当たり、木々はみるみるうちに白くなっていく。

「ふっ、それでは……」

 デニーの体にも徐々に紫色の点が現れ始めた。

「量が少なすぎマース!!!」

 が、その浸透する速度は、遅い。量を増やした結果、一つ一つの量が少ない。動き回らず、一撃で仕留めるデニーには逆効果だ。

「シマッ……!」

 デニーは足をバネのように縮めて、飛び上がる。そして、奴九の目の前までやってくる。

「おしまいデース!!!」

 先ほどちぎった右腕をはやし、それをムチのようにしならせて、奴九へと当てる。

「『アーム・ウィッピング』!!!」

「アグアッ!」

 それを食らった奴九は、真っ逆さまに地面へと落ちたのだった。



「ふぅ……」

 地面に降りて、デニーは一息ついた。

「一体、何者なのでショウカ……?」

 腹が凹み、動かない奴九を見てそんなことを考える。

「まあ、いいでショウ!!!」

 しかし、深くは考えず、避難した客やトレーナーたちの様子を見に、その場を去ったのだった。



「クライナサイ!」

 二食はその腕を伸ばし、レイへと当てようとする。

「甘いですね」

 しかし、彼女はそれを笑って避ける。

「その程度、メイドの基礎です。簡単に避けられます」

 すると、二食の拳が当たった地面に変化が現れた。

「ん? ……腐っている?」

 その地点がみるみるうちに色が悪くなり、ついには地面に穴が空いた。

「ウフフフ! ドウデスカ、私ノ『腐拳フケン』ハ!」

 二食の拳には特殊なコーティングが施してあり、それによって魔力を込めれば、こんなふうに触れたものを腐らせることができる。

「暴れられては、危ないですね……」

 どう頑張っても、自分には当たらない。だが、それだと周りに大量の穴を作ってしまう。都内であることを考えれば、それは避けたい。

「……だったら、チャチャっと片付けてしまいましょう」

 レイはそう言うと、動きを止めてこう呟いた。

「変身」



 数秒後。レイの体が、形を変え始めた。

 メイド服は内部にしまわれて、見た目が人間からメカメカしい見た目に、白と水色のラインを基調としたそのデザインは、まさに戦隊モノ。

「マスターはこれが男心だと、おっしゃっていました」

 玄武はレイに変形こそ、男のロマンだとよく言っていた。その結果、玄武が作り出したのが、鉄塊が作った素体のレイに、後付けで追加されたこの戦闘用ボディというわけだ。

「マスターに作ってもらったこのボディ……。実戦は初めてですが、頑張りましょう」

 手始めに、指から少し穴を開けて、準備をする。

「『銃電ジュウデン』」

 小さな電気の球が、指先から出る。

「ッ、シビレ……」

 当たれば痺れて動きが止まる。玄武の発明品だ。

「やはり、マスターの発明品は素晴らしい……」

 何を隠そう、このレイの戦闘用ボディには、玄武の発明品が詰まっているのだ。

「小癪ナ!」

 腕を伸ばし、今度は戦闘用ボディに拳が届いた。

「キマッタ……」

「意味はないですね」

 そんなものは対策済みだ。当然、腐食を2年間ほど防止するコーティングもついている。

「さて……勝ちに行きましょう」

 腕全体を開き、右腕左腕をくっつける。それは、レイの大技の合図だった。

「『ストレート・ライトニング』」

 空気を痺れさせ、そこら中にある電気を巻き込み、二食へとやってくる。

「……無理ゲー、デシタネ」

 二食は体を撃ち抜かれた。



「さて、一仕事終わりですね」

 荷物袋をしっかり持って、レイは歩き始めた。その姿はすでにメイド形態に戻っている。

「昔は病弱だった私も、今ではしっかり戦えるんですね」

 そんな機会を作ってくれた兄やら玄武の顔を思い出す。

「……今日のディナーは豪華にしましょうか」

 レイは至って普通に、事務所へと帰っていった。



「導華、本当に行くのか?」

 研究所外。私たちは目的は全て達成し、外へ出た。

「うん、戻らないと」

 ニュースによると、段々とロボットたちが行動範囲を広げているらしい。

「とにかく、速く行こう!」

 街をこれ以上壊されないためにも、速く帰りたい。

「さて、新技。いきましょうかね……」

 刀を持ち、息を整える。

「チョット待チナ」

 そんな私を、止める影が1人いた。

「……誰?」

 その影に見覚えはなく、声をかけられるようなことをした覚えもない。

「俺ノ名ハ、十攻ジュウコウ。石の心臓第十番ニシテ、四根ノ元ニオ前ヲ辿リツカセナイ者」

 どうやら、足止めのようだ。

「導華!」

「大丈夫」

 しかし、そんなものは気にしない。



「私の名前は田切 導華。侍にして、変わることを常に望む者」



 今の私はこんな奴には負けない。しかし、早く都内に戻らなければ……。速さを追求した戦いが、今始まる。

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