第10話 ability/才能



「凛……何で……ここに……?」

 

氷によって糸が切られ、私は地面に横になっていた。死を覚悟したとき、巨大な氷柱のようなものが飛んできて、凛がやってきた。


 その氷柱によって蜘蛛の部屋が破られており、月明かりが入ってきている。方には穴が空いており、おそらく玄武のスキルである転移だと思われる。穴の先は部屋に繋がっていて、穴から見える部屋の中には星奏さんがいる。おそらく凛の部屋だろう。


 私は蜘蛛の糸で強く締め付けられて、動くには少し時間がかかる状態にあった。目の前には凛がいて、見慣れないボロボロの赤いマフラーを巻いている。


「助けに来た。導華、大丈夫?」


 凛は振り向いて、尋ねた。その目は前までの不安そうな暗い目ではなく、澄み切った宝石のように輝いていた。


「大丈夫……だけど、凛は来たら……危な、ゴホッゴホ!」


 そこまで言って、私は咳き込んだ。どうやら想像以上に体にはダメージが入っていたようで、口から血が出てくる。


「危ないのは、導華のほう。そのままだと死んじゃう」


「でも……」


「導華、心配すんな!」


 聞き慣れた声がした。声の主は玄武だ。玄武は違う穴から出てきて、私の前に着地した。


「俺もいる。それによ、凛はあのでかい蜘蛛糸の部屋を破ったんだ。実力は十分だろ? 信じてお前は休憩してろ」


 ここまで言われては仕方がない。


「……わかった。二人とも、ありがとう」


 今回はもう動けそうにない。二人の戦いを見守ることにする。




「さて、待たせたなぁ! 食わず女房さんよぉ! ちゃんとお前が見えれば、こっちのもんだ! 団員ボコボコにした罪は重いぜ?」


「母さんのことも導華のことも、私が絶対に守る。この力を使ってでも」


 苦虫を噛み潰したような顔をして、食わず女房は叫ぶ。


「全く反吐が出るねぇ。天下の魔女さんがお仲間ごっこかい!? 禁じられた力を仲間のために使うだなんて、馬鹿馬鹿しいね!」


「うるさい!」


 凛が今までの中で聞いたことのないほどの声で叫ぶ。


「私は時雨 凛だ、魔女なんかじゃない! この力は使わないと約束した力だ! でも、それで助けられるなら、私は喜んで身を売ってやる!」


 後ろにいる私には凛がどんな顔をしているかよく見えない。でも、一つわかることは、凛は確実に何かが変わったということだ。



 私、時雨 凛は昔からひどく冷えていた。

原因はわからないが、体がどれだけ温めても温かくならない。

 祖母にそれを聞いてみると、祖母は驚いたような顔をして私が氷の魔女の血を受け継いでいることを教えてくれた。

 でも、それがわかっても私の体は冷えたままだった。母も父もそんな私のことを心配してくれた。それでも、寒さはなおらない。

 そんなとき、私に祖母は赤い毛糸のマフラーをくれた。


「しばらくはそのマフラーをしていなさい。」


 ふかふかとしたマフラーは私のお気に入りだった。寝るときもお出かけのときもいつも一緒で私はまるで家族のように思っていた。そのマフラーをしている間は、私も寒くなんてなかった。


 あるとき、病院の検査の結果で私の寒さの原因が、体から魔力が漏れていることが原因だとわかった。どうやら私は体の中の魔力が常人よりも圧倒的に多いらしい。そのせいで漏れがあるのだそうだ。


 そのうち、病院で漏らさないようにするやり方も正しい魔力の使い方も教えてもらった。でも、祖母の言っていた氷の魔女ということは何もわからなかった。


 小さな私に大きな不幸が起こった。父の死だった。山奥での落石事故。私が夕飯を食べていたとき、電話を受けた母の表情は一生忘れられない。何度も泣いて、辛い時をしばらく過ごした。でも、自分も辛かったはずの母は私を一生懸命に育ててくれた。


 そこから長いときが経った。私が15になって受験のことを意識しはじめた頃、私は祖母の呼び出しをくらった。電車に乗って、バスに乗って、長い時間をかけて一人で祖母の元に向かった。


「おお、よくきたね」


 祖母は私を笑って迎えてくれた。そして、祖母は私のこと、私達の一族を教えてくれた。


 私達の一族は代々氷の一族で、氷を得意な一族なのだそうだ。


 しかし、そこからが普通と違った。一族にはまれに本当に氷を自由に扱う物が居るそうで、私の祖母の母、つまり私のひいおばあちゃんがそうだったそうだ。そして、私もその祖母と同じ力を持っているらしい。どうやら、私達は魔力が常人より多く、特別な魔法が使えるらしい。


 話を一通り終えると、祖母は蔵からある本を持ってきた。本は西洋風で、和風の蔵とミスマッチな本だった。その本を開くと、文字はすべて日本語だった。そこに私の力、そして私達だけにしか使えない、いわば、禁断のような魔術についてが記されていた。


 試しに祖母の前でその魔法を使ってみた。しかし、その力は私を飲み込もうとしてきた。私にとってその力は強すぎたのだった。私の体が凍っていき、途中で魔法の中断を行うしかなかった。私と祖母はその力を使わないことを約束した。その禁じられた力の名前は、全てを無にする氷、またの名を『ゼロアイス』と呼んだ。



「『ゼロアイス:アイシクル!』」


 打った氷柱は食わず女房へと向かっていく。しかし、食わず女房は軽い身のこなしで避けていく。


「やっぱり、糸で防御はしないんだね」


 導華のピンチの最中、導華の発した強い光で私の思考はリセットされた。一度冷静になってみて、気づいた。なぜ、食わず女房は私の部屋を壊して、強行突破しなかったのか。ドアを壊せば、窓のないあの部屋に簡単に入れたはずだ。しかし、そうしなかった。


 そこで、気づいた、やつはゼロアイスを怖がっていたのではないか。おそらく、奴が私を狙うのは私の膨大な魔力を喰らうため。


 ところが、私が自分の部屋のドアを氷で覆ってしまっていた。壊せなかったのは何かしらによって氷に弱いからだとすれば、この状況は私有利になる。


「チィッ!」


 やはり、避けることしかできていない。食わず女房は反撃をしてくるが、それも氷と玄武が出すナゾの鉄の壁によって阻まれている。


「はっ! いくらお前でもこの量じゃ対処できねぇよな!」


 玄武も弾丸を四方八方反射させて、攻撃の手を緩めさせない。


「これでトドメ!」


 禁じられた力も、誰かを倒すためなら悪くないだろう。


「『ゼロアイス:フローズン』ッッッ!」


 手から放たれた氷が空間を包み、食わず女房を大きな氷の中へと閉じ込める。


「あなたはもう、出られない」


 大きな氷のオブジェと化した食わず女房の唯一出ている顔は、醜い表情を浮かべていた。




「あああああ!!! クソがあああああ!!!」


 氷で包まれている食わず女房は叫び声を上げた。しかし、表情は動いていない。


「どうなって……!」


「絶対に私は諦めない。絶対にお前を喰ってやるからな! 魔女ォ!」


 食わず女房の頭の後ろから何かが出てきた。そして、食わずの抜けた凛の母親の体は元に戻り、ガックリと気を失っていた


「蜘蛛!?」


 それは70センチほどの蜘蛛だった。そういえば、私が調べた時に正体は蜘蛛だと書いてあった。


「今回は行かせてもらうよ!」


「待て!」


 食わず女房はカサカサと上へ登っていき、ついには天井の穴から外へ出ていってしまった。


「まずい!」


 そう思った瞬間だった。


「『暴風拳ボウフーケン』!」


 食わず女房を小さな旋風が貫いた。


「ウグハァ!」


 体を貫かれて、食わず女房は天井から落ちてくる。


「「「確保! 確保!」」」


 突然やってきた防護服を着た人たちが、食わず女房を囲む。


「だっ、だだだ、大丈夫でしたか!?」


 工場の入り口、私たちの後ろを見ると、翔子さんが立っていた。


「ふう、遅れてしまってすまない」


「おっそいですよ! 部隊長!」


「すみませんすみません! 私が道を間違えまくってしまって……」


 隣には部隊長こと慶次さんが立っていた。


「今のって部隊長さんが……?」


「ああ、そうだよ。俺は風の魔法が得意でね。それよりも、怪我はないかい?」


「あの、母が……!」


 凛がそう言いながら氷の塊を指差した。そして、魔法を解いて、凛の母を解放する。


「わかった。おーい、お前ら、怪我人だ!」


「了解です!」


 担架を持った男二人が入ってきて、そそくさと凛の母を連れて出ていった。


「あの、母は大丈夫ですか?」


「ああ、息はあるし、呼吸も安定してるから、大丈夫だよ」


「良かった……」


 そう言って凛はヘナヘナと座り込んだ。


「お疲れ様。よく頑張ったね。まさか、討伐までしちゃうなんて」


 部隊長は玄武にそう話しかけた。


「トドメは持っていかれましたけどね。それと、一応導華もお願いしていいですか?」


「わかったよ。おーい、彼女も頼む」


「もちろんです」


 素早く男たちが私のところにやってきた。


「乗せますね」


「お願いします」


 担架に乗せられて、私も救急車に乗った。


「俺も行くかな」


「私も乗る」


 凛と玄武の二人が一緒に乗ってくる。


「凛はお母さんの方じゃなくていいの?」


「うん、もう行っちゃった」


 はっや。怪我人が乗ってるからそりゃそうだけども。


「では、出発しますね」


 ガタンと扉が閉められて、救急車が走り出した。


「玄武、これで任務完了?」


 寝転びながら、玄武に聞いた。


「……なんかピンとこないが、そうだな」


「誰も死ななくて、よかった」


「そうだね」


「なんか忘れてる気もするけど、とりあえず大団円だな!」


 死人を誰も出さず、私たちは危険階級三級を突破して、無事、凛の母親を取り戻したのだった。



 一方その頃……。


「わし……蚊帳の外じゃったな……」


 忘れ去られた星奏は、開いた大きな穴を見ながら、処理されていく事件現場を見守っていたのだった。




「ココアをどうぞ」


「ありがとう、レイさん」


 あれから一週間。私の怪我もほとんどなくすぐに帰ってこられた。凛の母親も激闘の2日後に目を覚ましたそうだ。凛にファインで教えてもらった。ちなみに、玄武はのちに星奏さんに愚痴られたらしい。

 ココアを啜りながら玄武に聞いた。


「結局さ、あいつなんだったの?」


「あ〜、食わず女房か?」


 食わず女房はその後捕まって研究施設に送られたそうだ。すっかり大人しくなって、研究所で過ごしていると玄武が言っていた。


「元は何だかにいたただの化ケ物だったらしいが、凛の情報を教えてもらって、力を得るためにきたそうだ。本人が言ってた」


「へ〜」


 一応聞いてみたが、何だか話が入ってこなかった。前の時のようにスパッとした解決ではなく、あっという間にヌルッと解決してしまったからだろうか?



「ピンポーン」


 最近付けたインターホンがなった。


「はーい」


 玄武がガチャリと扉を開けた。


「お久しぶり……何ですよね?」


 そこには、元気になった凛の母親と凛が一緒に立っていた。前よりも肌の色も良くて、健康そうだった。


「お身体はもう大丈夫ですか?」


「ええ、もうすっかり」


 聞いたところによると、今日退院だったらしい。


「改めて、本当にありがとうございました」


 そう言いながら凛の母親は菓子折りを手渡した。


「ああ、いいんですよ。偶然のことでしたし」


「でも……」


「……それじゃあ、今食べちゃいましょうか。全員で」


 レイさんにお茶を入れてもらって、持ってきてもらったマーマレードを食べた。


「いや〜、娘さんすごかったんですよ? こう、ズバーンって!」


「本当なんですか!? ちょっと前まで泣き虫だったのに随分成長したねぇ〜」


「ちょっ、母さん! やめてよ!」


「あら? いつもみたいにママじゃないのね」


「……ちょっと静かにしてて。」


 割と盛り上がる会話。そして、赤裸々な秘密をバシバシ言われる凛。顔が真っ赤だ。よく思うが、よく母親にある誰とでも、盛り上がった会話ができるこのスタイルは、何なのだろうか。


「それで、竜王さん。本当にいいんですか? あの話」


「ええ、もちろんですよ」


 何だか二人が私の知らない会話をしだした。


「何の話?」


「まだ内緒だ」


 なぜか教えてくれなかった。あとで問いただしてみることにする。


「それでは準備が出来次第また連絡します」


「ええ、わかりました」


「それでは失礼しますね」


 凛たちは帰っていった。


「しっかし、元気になって良かったな〜」


 玄武の言う通りだった。本当に普通の日常を取り戻せて本当に良かった。私は今までにない達成感を感じていた。




 ある雨の降る日の朝のことだった。

 レイさんは買い出しに行き、玄武も何か用があるとか言って、外出していた。当の私はというと、特に何の依頼もなく、暇していた。


「コンコンコン」


 珍しくノックがした。一応団員である私は任務かもしれないそのノックの要件を聞きに行った。


「宅配が来るとかは聞いてないけど……」


 ドアを開けると、そこには見知らぬ女性が立っていた。銀髪で、背はレイさんより少し高いくらい。服は和風メイドのような服で、変わっているが、それよりも変わっているのがキツネのお面だ。彼女は顔にキツネのお面をしていて、顔がわからない。しかし、そんな中でも一際目を引くのは胸だ。ほとんどメロンである。推定F……いやGか?


「あの、ご用件は?」


 とりあえず、来てもらったのだから、聞いてみた。卑しいことをいつまでも考えているわけにもいかない。


「玄武さんいらっしゃいますか?」


 目的は玄武にあるようだった。しかし、あの男はいない。仕方がないのでそう言った。


「そうなんですか? 言っておいたのですが……」


「すみません、それでどうされたんですか?」


 玄武への伝言の意味も込めてもう一度尋ねた。


「ああ、家賃の回収に参りました。あなたはこちらの事務所の……?」


「ああはい、新人の団員です。」


「では、自己紹介しておきましょう。古々尾ここのお ほむらと言います。この事務所のオーナーをしていて、裏のココノオ不動産の店長のしています。以後お見知り置きを」


 なるほど、オーナーさんだったわけだ。


「はい、よろしくお願いします。」


「家賃はまた後に回収しに来ます。玄武さんが帰ってきたら連絡してください」


 そう言い残して焔さんは帰っていった。しかし、私の脳裏にはあの二つのメロンが焼き付いていた。




「うい〜、帰ったぞ〜」


「ああ、玄武。おかえり」


「マスター、おかえりなさいませ」


 午後3時くらいになってやっと玄武が帰ってきた。


「随分長かったね」


「まあ、色々あってな」


「ふ〜ん。あ、そうそう。朝、焔って人が尋ねてきたよ。家賃の回収だって」


「お? そういえばそうだったな。忘れてたな」


 自分で言っておいてやはり忘れていたようだ。


「なんかここが異世界だって感じの見た目してたな〜」


「だよな〜、あのバカでかぱい」


「おい、セクシャルハラスメント変態男、今すぐ家賃払ってこい」


「いや、来るんだから別に……」


「行け」


「……イッテキマス」


 セクハラ男はおずおずと家賃を払いに行ったのだった。



 家賃事件の次の日、玄武はその日も朝からどこかに行っていた。しかも、今回は車で行った。


「レイさん、玄武どこ行ったか聞きました?」


「はい、聞いております」


「教えくれません?」


「はい、無理です」


 Oh、即答!


「何でですか〜」


 そう言いながらゴロンとソファに寝転んだ。最近は何もすることもなく、暇だ。


「はい、マスターから口止めされております」


「くそっ、対策済みか!」


 レイさんならスルッと答えてくれると思ったのだが、思惑が外れた。

 そうこうして、窓を見ていると、玄武が帰ってきた。しかし、行きと明らかに違うことがあった。


「何あのトラック?」


 後ろに謎のトラックがついてきていた。


「うい〜。帰ったぞ〜」


「ねえ、何あのトラック」


「それは……うーん、本人から言ってもらいますか」


「本人?」


 すると玄武の後ろから、見覚えのある姿が出てきた。


「え、凛!?」


 そう、何を隠そう後ろから出てきたのは凛だったのだ。


「ひ、久しぶり……」


「何でいるの!?」


「ふふふ……それはちゃーんと本人から言ってもらおうか」


「えーと、そのー……今日からここに住みます……」


「……え?」


「というわけで、我らが玄武団に団員が増えま〜す! わ〜い!!」


「……事情を説明しろ」


 本当に事態が飲み込めない。なんだこの状況は?


「教えてやろう導華くん! 今回、凛のことを狙ってあんなデカブツが来たわけだ。それで、凛のお母様から正直私の力だけで守れないと相談されてな。そこで、ウチで団員として所属して化ケ物と戦って実力をつけつつ、同時に俺たちで護衛もしようってわけだ」


「それであのトラックはその荷物を、ってこと?」


「察しがいいな! 部隊長に手伝ってもらったんだよ。というわけで導華、凛の荷解きを手伝ってこい」


「私?」


「そうだよ。男がイマドキ女子の荷物を覗くのはNGだからな」


 確かに昨日のセクハラの件もあるし、それは怖い。


「わかったよ、セクハラ男さん」


「え゛」


「おいその呼び方やめろ」



「これはここでいい?」


 凛の部屋は私の部屋のお隣になった。凛の荷物はパソコン、机や服、あとは段ボール2個くらいで案外楽に終わった。なぜか、「服」と書かれた箱だけは触らせてくれなかったので、私は主に机などの大物系を担当した。


「うん、ありがと」


 ひと段落して、レイさんがお菓子とお茶を持ってきてくれた。


「「……」」


 早速、持ってきた机を使ってみたが、こうやって面と向かってみると、何を話せば良いかわからない。


「……免許取ったんだね」


「……うん、部隊長さんに推薦してもらった」


「あ〜、だから早かったのか」


「……うん」


 再びの沈黙。凄い勢いでお菓子とお茶が減っていく。ずっとファインで話していたせいか、気まずい。


「……これからよろしくね」


「……うん」


 何となく気まずくなって、そう言って部屋を出ようとした時だった。


「あっあの!」


「はひ!?」


 大きな音を立てて、机を叩きながら凛が立ち上がった。そして、私の目を見て言った。




「ふっ、ふつつかものですが、よろしくお願いします!」


「はい!」




 勢いに押されて、おそらく挨拶に返事してしまった。そして、そのまま部屋を出て、私は自室に戻った。異世界に行ってこんなに早く同居人ができるなんて、何だか嬉しい。しかし、あの時の凛の挨拶のやつって結婚前のやつなんじゃ……。


「……まあいいか」


 私はあまり考えないことにした。



 一方その頃……


「あ゛あ゛あ゛あ゛、やっちゃったあ゛あ゛あ゛!」


 凛は魂の叫びをあげていた。

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