第132話 関越トンネル

 一面、山と霧しか見えない。

 たぶん南下しているが、これは谷川岳の正面へ出ていくルートだ。

 この辺りはまだ緑が多いが、あっちはハゲ山と荒れ地しか無い筈だ。


「何処に向かってるんだ?」


「どこへ向かおうとしていたんだ?」


 逆に聞かれた。

 正直に言うべきか?

 隠しても仕方が無いしな。


「谷川岳の北に、みなかみのコミュニティが残っていると聞いた」


 三人とも立ち止まる。

 何だ?

 言ってはいけない事だったのか?


「その情報は古すぎる」


 カンガルーが吐き捨て、また歩き出す。

 山田は十年前と言っていた。古いのは知ってたが。


「今は違うのか?」


「行かなくて命拾いしたな」


 横に並んだゴブリンが俺の背中をおもいっきり叩いて笑った。

 痛ぇ。首にきた。


「あそこは四年前に上杉に奪われて、寄合衆の労働キャンプになってる」


 上杉?寄合衆って何だ?

 それに労働キャンプとか、情報量多すぎる。


「問題が有るのか?」


 三人とも投げやり気味にバカ笑いしている。


「ボウヤ。あんたが今までに見た中で想像出来る一番酷い人の扱いを想像しろ。それにクソと精液をぶっかけてこねくり回すのが寄合衆のやり口だ」


 メンテナンストンネルの中みたいな事になってんのかな?


「今向かっている所はそことは違うのか?」


 笑っていた三人は顔を見合わせる。


「あんま変わらなねぇな」


 ゴブリンは神妙そうに頷く。


「でも、俺は精子出ねえからな!ぶっかけ様ようが無ぇぜ」


 ガハハと笑うゴブリンにカンガルーと帽子はゴミを見る目だ。

 こいつらは管理する側の人間なのか?


 霧の濃い森の中を昼過ぎまで半日ほど歩いただろうか。

 脚はまだ疲れていないが、足場が悪すぎて足の裏が激痛だ。河原を走った時に壊れたのか、ソールを一番固く設定してあるのにカバーしきれていない。

 悪路を柔らかいソールで歩くとマジで死にたくなる。

 いい加減腹も減ってきた処、鼻を衝く刺激臭がしてきた。


 石炭だ。


「炭鉱?のはず無いか」


 ゴブリンが片方だけ犬歯を見せて悪そうに笑う。


「良い匂いだろう?カネの匂いさ」


 説明責任を果たしていないゴブリンに代わり、カンガルーが説明する。


「炭田がある」


「ん?」


 いやいや。ないない。

 日本の炭田は北海道以外無い筈だ。

 義務教育で習ったぞ。

 やっぱここはファンタジーか?


「八年前、トンネルから地下二キロの地点に無煙炭の鉱脈が見つかってな。今じゃ製鉄で本州一だ」


 こいつらにとっては、こっちが本州なんだな。

 んでも、・・・本当かよ。

 トンネルってどこのトンネルだ?

 本州は石炭出ないって教わったんだがな。

 それに、二キロも掘ったら下とぶつからないか?

 この辺りは山が多いから地殻も歪みまくっててありえない話じゃないが。


 鉄と違い、鋼鉄は分かりやすい”力”だ。

 鉄だけ有ってもゴミだ。意味が無い。

 炭が無いと鋼鉄は出来ない。

 木炭でも鋼鉄は出来るが、生産コスト面からやはり石炭に軍配が上がる。

 鋼鉄を持っている奴は強い。

 いつの時代も、それは変わらない。

 貝塚が良い例だ。”鋼鉄こそ力”を地でいっている。

 こんな近場に兵器原材料生産拠点が有ったら、ナチュラリストたちが良からぬ事を考えそうだ。貝塚も放って置かないだろう。

 こいつらは勢力別なのか?

 都市圏の、スミレさんとか貝塚は把握してるのか?


「運び屋は需要が無さそうだな」


「ボウヤの需要ならあるぜ」


 ゴブリンが絡んで顔を寄せてきた。


「コークス臭くねぇショタは引っ張りだこだ」


 耳元で囁く。

 ゲヘゲヘ笑って甘い吐息を漏らしながらぺろりと俺の耳を舐めたゴブリンのこめかみに散弾銃の銃口がくっついている。


「そのカボチャ頭、ぶちまけるのと自分で叩き割るの。どっちが良い」


 カンガルーの眼が爛爛と輝いている。

 早いな。気付かなかった。構えるのに音もしない。

 意識の外から動いてきた。

 こいつとはやりたくないな。

 帽子もいつの間にか銃を向けている。

 ったく。こいつら、マジで引き金軽そうだな!


「おいおいおい。少し味見しただけだるぉ?んな怒んなって」


 両手を上げて俺から離れたゴブリンは”一発目は譲ってやるからよ”とカンガルーの肩を叩き、銃床で顎に良いのを貰っていた。

 殴り慣れている無駄の無い動きだ。

 木製ストックでボロボロなのは、そういう理由か。


 お返しに殴りかかろうとしてカンガルーの胸倉を掴んだものの、二人から銃口を向けられたゴブリンは、たすき掛けにした自分の銃に一瞬目をやり、溜息をついて両手を上げ、少し後ろに離れた。真っ赤な顔を更に真っ赤にしてFワード盛沢山な悪態つきながら地面を蹴っている。

 俺がチラッと見たのに気付いて、血の滲んだ唇を舐めてニヤリとウインクした。

 百面相だな。

 頭の中どうなってんだ。




 連れていかれたのは、トンネルの入口だった。

 臭いがきつくなってから更にいくつか丘を超えたその先の麓に、山に周囲を囲まれたトンネルの入口があった。

 場所的に間違いないだろう。

 昔の何倍にも大口を開けた関越トンネルは大規模に要塞化され、周辺の赤茶けた泥濘の広場には巨大ダンプカーと傾いだ鉄塔が大量に見えてきた。


「おおおおっ!!?」


 鉄塔じゃない!

 露天掘り掘削機だ!

 しかもでっけぇ!!

 ちっこいのもある!

 今は全部動いてないな。

 この鉄の血脈が可動する処を想像するだけで、ご飯三杯いける。

 ・・・いや。臭ぇから、食欲は出ないかもしれん。

 トンネルの中でコレ使うのか?!

 このでっけぇのぶっこんで掘るの?入らないだろ。

 中で組み立て直すのか?!

 夢が踊りまくりんぐでヤバい言語野が仕事しない。


 となると。丘と思ったが、今通ってきたのボタ山か。

 トンネル近くのボタ山を滑り降りてから、赤く錆び付いた水たまりの広がる砂利道をしばらく歩き、道路わきの巨大な駐車場に入って行く。


「畜生あいつら。又看板蹴り倒しやがって」


 ゴブリンが、錆びすぎてボロボロで最早機能していないフェンス前に屈みこみ、そこに倒れていた五メートルはある重そうな標識を片手で軽々と持ち上げて、地響きを立てて地面にブッ刺した。

 ペンキが剥げて赤茶けた標識には”関越トンネルみなかみ口”と薄っすら読める。


「みなかみジャンクションへようこそ」


 頭を横に軽く傾けたゴブリンは、俺にウィンクした。




 ついさっきまで動いていたのか。

 周囲の機械やダンプから熱気を感じるのだが、人がいない。

 トンネルの暗闇から、軍用ライフルを肩に背負った数人の男が小走りに駆け寄ってきた。全員錆で汚れた軍帽を被っている。中にフレームが入っている珍しい形の軍帽だ。ヘルメット代わりか?炭鉱ならではなのかな?


「姉御。マイバルが来てる。裏口から入ってくれ。そいつは?」


 そいつら全員目が死んでると思ったら、眼球にハッキング対策をしている。

 視覚情報遮断のサイボーグ化技術だが、地下市民圏ではデメリットが多すぎるのでスタンダードではなかった。

 脳のサイボーグ化をしていると、外部からの感覚情報や電磁波によりハッキングやクラッキングをされる事が多くなる。つつみちゃんの超得意分野だ。

 視覚情報入力からのハッキングが一番し易い。

 それを防ぐ為に、フォーカスポイントを無意識に作らないアプリが安価で出回っている。

 気付かないうちにヤられる可能性は低くなるが、慣れないとまともに歩くことすらできない。


 俺がよく使うグリッドで地形データ読み込ませて動くとかすれば、視覚からハックされる心配はないし、強化パーツ用にウィルス対策ソフト入をれておけば済む話だが、即時更新できないと意味が無い。この辺りはネットインフラが壊滅的だからアナログなこの方法が効果的なのだろう。

 ぱっと見、こいつらのは永続ではなく、任意切り替えだな。目が生身だとオンオフに時間かかるらしいから、さっきまでハッキングしてくる技術者とコンタクトしていたんだ。


「また邪魔しに来たのか。懲りないな」


 男たちは、俺の装備に直ぐ気付いて警戒度を上げた。

 カンガルーは俺にチラッと目を向けてから。


「こいつは」


 何か言いかけたが。


「うちの隊で使う予定だ」


 ゴブリンが被せてきた。

 カンガルーは睨んだだけでそれ以上何も言わなかった。


 男たちはもう一度俺をガン見すると、全員仲良く俺に向けて唾を吐き捨ててからトンネルに戻っていった。

 どういう挨拶なんだ?あいつら。

 人前で唾を吐いちゃいけませんってママに教わらなかったのか?


「いくぞ。見つかると面倒だ」


 背中を丸めたカンガルーは、足早に歩き出す。

 ダンプの隙間を縫ってトンネル南の山間に入って行く。

 下を立って潜れるくらい大型のダンプはタイヤだけでも凄い迫力だ。

 トンネル上部の左右に対空機関砲がドーム付きで鎮座しているのが特徴的だ。何度も砲火に曝されたのか、ドームがボコボコになって焦げているが、少しだけ出ている砲身は綺麗に磨かれている。現役で使っているんだな。

 あれ。

 製鉄やってるって言ってたよな?

 門外漢の俺でも分かる。

 ここには製鉄関連の施設が見当たらない。

 採掘用のマシンと防衛設備、後、鉱石輸送用のダンプにブルドーザー系しか無い。

「製鉄はどこでやってるんだ?」


「ユニットは全部下だ。地上にあったら良い的だろ」


 この宝の山は的になって良いのか?


 俺の視線に気付いたのか、ゴブリンは言葉を続けた。


「華族のクソが来てるらしいからな、空気が汚ぇとご立腹だから、三時間前には全部止めて外に出して、中の空気を入れ替えるんだよ」


 このレベルの炭鉱が三時間ストップすると損失幾らなんだろう。

 とりあえず、マイバルがアホってのは分かった。

 聞き違いじゃなきゃ舞原だよな。

 ルルルとか四つ耳と同じ家なのかな?

 だとすると、こいつらはナチュラリストと取引が有るのか。

 仲は良くなさそうだけど。

 絶対に見つかりたくない。

 この成金趣味な格好は非常に不味い。目立たない服を羽織りたいな。


 トンネルと換気は切っても切れない関係だ。

 ゲームと違って、換気されないトンネルに入れば、人間は簡単に死ぬ。

 俺らが普段呼吸してる酸素はその全てが植物由来のモノだ。

 人の身体は”酸素だけ有れば呼吸ができる”という適当な作りではないので、トンネル内部で吸気可能な気体を生成するより、外気を取り入れた方が安上りだ。

 換気の為の空調設備は大体がダクトと換気扇で構成される。

 現代において、電源や管理施設を一緒くたに纏めた換気塔は、地下を利用する者にとって命綱な為、攻撃目標になりやすい。その為、一定の防衛水準が求められる。

 関越くらいの規模になると、相当数の換気塔を管理しなければならないので、塔の維持だけでも金食い虫だろう。


 見えてきた換気塔は、周辺が真っ赤な鉄条網で何重にも囲まれた、スタイリッシュな外観の赤茶けたコンクリの塊だった。

 換気塔というより、トーチカに見える。

 周囲は、土が死んでいるのだろう。植生は荒廃していて、戦火の跡っぽい鉄くずが至る所に散乱していた。

 近づいていくと、塔自体も弾痕でボロボロなのが見えてきた。


 入口前に十字銃眼付きの壁で囲まれた不自然な公園があり、中心には傷だらけでも枯れてない緑豊かな巨木が一本植わっている。

 杉っぽいが、歪んで節こぶだらけだ。真っ直ぐに伸びておらず、ひん曲がっている。小枝も大量に生えていて凄い迫力だ。今にも動きそうで気持ち悪い。

 ここは排気口なのか、塔の上方から吹き出てくる風に煽られさざめいていた。


 壁が相当分厚いな。

 周囲に対象物が無いので分からなかったが、近づいていくと、塔は見た目より大きい。

 全体的に赤茶けているから、鋼繊維補強コンクリとかだろう。

 長期使用には向かないが、上書き補修しても強度に不安が出ないので、短期的に防衛力が補えるトーチカには超有用だ。

 ただ、ここも補修が間に合ってないな。

 ボコボコだ。

 

 小さな公園を通り抜けた先の扉。

 始めは錆の汚れに見えたのだが、何枚か塀や壁を隔てた中にある入口には鳥居の形に朱色でペンキが塗ってあった。

 扉を開ける前にカンガルーは手を合わせ一礼する。


”姉御。お疲れ様です。今開けます”


 入口前のパネルから男の声がした。


 分厚い扉が横に回転スライドしていき、風鳴りと共に臭い熱気が噴き出してくる。ゴブデカ女も帽子も手を合わせたので、俺も真似をしておく。

 カンガルーがちらりと俺を見た。


「エレベーターは目立つので、今は使えない。ボウヤは滑り棒は使った事あるか?」


 滑り棒。だと!?

 ロマンしかない。


「無いが、たぶん大丈夫だ」


 カンガルーは苦い顔をした。


「かっこつけんなよ。俺が抱いて下りてやるよ」


 ゴブリンがカモンしながら口を尖らせてチュッチュしている。


「一階分が三十メートルだ。十二階まで下りる。わたしが例を見せる。無理ゲならそこの赤鬼に背負ってもらえ」


 ゴブリンが鼻息も荒く、上腕二頭筋を固めている。

 俺がこんなチャンス逃す訳ないだろ。


「見てから決める」


「ふん」


 むき出しのカーゴしかない薄暗いエレベーターフロアを抜けると、サイロの中っぽい場所に出た。

 周囲も天井もコンクリで、壁の上の方には換気口がいくつか開いている。真っ暗な穴には滑り棒が何本も下に向かって伸びており、穴の底から熱風が吹きつけてくる。

 カンガルーは備え付けのロッカーからグローブや長い手甲を出している。


「小さいのあったかな」


 いや。


「耐熱だ。必要無い」


 ヘトヘトで握力もほとんど残ってないし、今の俺の注意力では慣れないグローブだと握りが太くなって逆に危ない。

 ロープより摩擦係数低いだろうから、発熱もそう酷くは無いだろう。


「見せろ」


 俺の手の平や肘窩、内腿を確認している。


「クソッ。幾らするんだ」


 小声でブツブツ言っている。


「まぁいい。いくぞ。見てろ」


 降下用なのだろう。

 降下用装備一式を身に着けたカンガルーは、ふわっと棒に絡みつくと、緩く回転しながら暗闇に飲み込まれ消えていった。

 見てろっていうか。見えないんだが。

 あ。明かり付いた。

 下も同じ感じだな。

 照明手動かよ。

 三十メートルは結構あるな。

 真っ暗な中ぽつんと灯る照明に遠近感が狂う。

 グリッド表示しよう。

 カンガルーの声が風に流れてきた。


「来い!」


 ヒヒヒ。


 懸垂降下よりチョロいだろう。

 チビの俺からしたら、滑り棒は少し足場から離れている。

 手を伸ばし、軽く跳ぶ。一瞬の浮遊間。タマヒュンする。

 掴んだ棒を自重で解けない程度に握り、全身で絡みついて、明かり目指して滑り落ちていく。スーツや荷物含めかなりの重さだが、棒はビクともしない。

 熱風が思った以上に顔を嬲る。

 明かりは直ぐに近づいてきた。手足を絞め、棒を強く握る。

 強すぎて着地前に後二十センチという所で止まってしまった。

 アシストスーツの重さを加味してたのだが、もう気持ち緩めで良いか。

 十二回もやったらマメができそうだ。

 出来ればスタッと下りたいな。


「ちょい弱めか」


 カンガルーは呆れているのか。肩を落として首を捻っている。

 滑り棒なんて。男の子なら誰だってやってみたい事ランキングの上位にくるだろ。


「怖くないのか?」


 下を見る。

 足を外せば真っ暗な中吸い込まれるだろう。


「そりゃな。初めてだし」


 カンガルーは上を指した。


「あの赤鬼は、あんなんでも、初めて下りた時、臭い雨と一緒に下りてきた。ハジメテでこれなら褒められていい」


「おい!聞こえてんぞ!」


 上でおもらしが怒鳴っている。


 棒をキューキュー鳴らしながら素早く下りてきた。

 鼻に指を突きつけ、カンガルーに喰ってかかっている。

 照明が地面からなのでライトアップされた鬼の形相が怖い。


「アレは俺が十六歳の時だ!それに、お前が突き落としたんだろ!」


 カンガルーは五月蝿そうに目の前の手を払う。


「ボウヤは今何歳だ?」


 起きた時は十四歳っぽい身長だったが。

 眠る前の成長度合いから推定すると今は普通に十五歳だ。


「十五だな」


 ゴブリンが無言で俺にガンくれてくる。


「整形か?十五にしては若年寄だな」


 ここまでの行軍中ほとんど喋らなかった帽子は、上の照明を切った後、音も無く下りてきてふわりと降り立ち、口を開いた。


「よく言われる」


 律儀に説明する気は無い。


「まぁいい。怪我しないようついて来い」


 カンガルーは下に消えていった。


「タマ潰すなよ!?使うんだからな!」


 捨て台詞を残してゴブリンも下りていく。

 残った帽子を見た。


「あたしは電気消してから下りる。先に行け」


「よろしく」


 二回目は結構綺麗に下りられた。


 ゴブリンが悔しそうに舌を鳴らしていた。

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