【ダイジェスト版】 フィルムの街 若月編
【フィルムの街若月編ダイジェスト版】 4話~8話
ここからは、もう一人の主人公である少女の物語です。
栗色のセミロングの髪をなびかせ、初めての街に、後に「歪な猫姫」と呼ばれる少女宮村若月は心踊りながら、異世界に来てはじめての街フィルムに到着します。
街に入るためには、門で検問をしてからの入場のようで、彼女もその列に並びます。
彼女は直前に並ぶドワーフから声を掛けられます。
しどろもどろに話を返す彼女に対して、そのドワーフは気さくに対応してくれます。
ドワーフの男の名前は、コールマン。
この街で、マテリアルスミス…金属を扱った鍛冶師でした。
検閲は彼女の番となり、所持品と彼女の犯罪履歴について調べられます。
マナの世界水晶に手を乗せることで彼女の名前や犯罪履歴が分かってしまう不思議な体験に驚きながらも、街への入場の許可が出ます。
◇
コールマンから若月は、これも縁だ妻の作った食事を一緒にと誘われます。
街の中を歩きその整備された環境に感動しつつコールマンの店に着き、彼の妻ヒビキを紹介され意気投合します。
美味しい食事に舌鼓しながら、彼女は街のことや貨幣価値や物価についてコールマンから教えてもらいます。 【貨幣価値・物価等→7話】
若月は、自分が剣術家の娘で、生計を剣で建てる予定であるとコールマンに話し、彼から、冒険者や武器についての情報を得ます。
また、若月の持つ短刀が彼の目に留まり、鑑定をさせて欲しいと頼みます。
彼女の顔は曇りますが、短刀…小太刀「漆鴉月下小町」をコールマンに見せると、この小太刀は国宝級でもおかしくない性能だと告げられます。
その小太刀の優れた特性について詳しく説明を受けるも、その話はマナの世界でのこと。彼女は何もわからずうつむきます。
それを見たコールマンとヒビキは、彼女には何か事情があるのだなと悟り、人には言えないこともあるもだと彼女を諭します。
その優しさに若月は泣きながら、いつか相談をさせてくださいと告げ、感謝をするのでした。
【次へ→フィルムの街 丈二編 ダイジェスト版】 9話~17話
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→ 次の章(編)を本編で読まれる方は「9話」へお進みください。
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