第67話 徹夜続きでお風呂から遠ざかる人へ

病気でお風呂をサボりがちな時は、弱い香りのするボディクリームを頭のてっぺんや毛先に軽く塗り込みます。これはお仕事で徹夜続きだった友人の知恵で友人はロクシタンとか使ってたと思います。

わたしはジョンソンエンドジョンソンです。

うん。なんかごめんね。

でも工場で帽子被るし、好都合なんだよ。

ところでわたしが働いていた場所は部署名が長い。

今回は一係、みたいな感じで刑事っぽい。

あすはー、何やるんだろう。

のろまで使えないわたしでもなんとかなるかな。

そう思うと、応募先の書類選考が待ち遠しい。

落とすなら落としてくれ。

あと可能なら自転車で通う。その方が心配が少ない。面接まで行きたいなあ。冬用のスーツしか持ってないけど。スカートは入らなくなっちゃってGUかどこかで買った黒いパンツ合わせてチグハグにしている。

もう新しい職場についてからご飯食べて、寝る。が決まりになってしまい午後七時には寝る前の薬を飲んでいたりする。

雷も、電車の音も、近くの民家の音も、よく聞こえないくらいクーラーが稼働音を発している。

設定は二十八度で十分。

ふわりんかを食べて、チョコを食べて、あとはハリボーグレープフルーツグミを食べようとしている。

夕食は所々が冷たい冷凍パスタだった。スーパーには寄ったけど、次の給料日まで節約したい。

あと冷蔵庫ちっさいから作り置きとか、部屋の暑さか考えると倒れちゃうよ。

場所によっては冷房が意味をなさない。キッチンとか。

仕事辞めたいわけじゃないしお金は欲しいし、弟とも一緒に住みたくないから仮住まいは良いんだけどね。家賃もかかるけどね。もっと稼がないと、野望に辿り着かない。

あしたは、へいわで、ありますように。

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