小説のタイトルを入力してください……

第65話 就活します。

わたしは、障害者です。

しかし、それを隠して生きています。

親しくなった人にだけ、持病があると告げている。

これからパートの新しい職の書類審査へ挑もうと思います。本当は正社員がいいけれど、病気で脱力感を感じることも多いですから。休んでしまうことが多い。それに。

わたしは職務経歴書なるものが書けない。

書き方がわからない。

それに、求人で見るとボーナスはないけれど月給で見るならアルバイト・パートの方が正社員より高い。本当は正社員で世間に揉まれたい。学びたい。責任感を身につけたい。でも、病気があるんだ。

精神疾患があるんだ。

ついでに生理の次の日は、いわゆる二日目の日は動けない。

ああ。

お金が三百万円くらい欲しい。三十代でそこまでないの？サボりすぎ！と思われるかもしれませんが。ほんと、二十代は貯めに貯めてたのに、百万しか行かないパート。二十代後半は統合失調症で四年働けなくて、障害年金などで生理用品や食材を買っていました。二ヶ月に一回。国民年金も免除対象ですがしっかり払っていました。そうなると、何円残ったかな。とりあえず好きな漫画の新刊は買える額が残るけれど、内容が頭に入らず、妄想や頭の中がうるさくて、ご近所でも信用ならない長女だと有名でしょう。職もコロコロ変わります。

元いた派遣先にまた戻れないか担当が聞いてくれることになっています。しかし、こんなふうに派遣切りみたいな目にあうなら冒頭のように他の、正社員とはまた別の道へと進んでも良いのではないか。

金が欲しい。貯金額が増えると喜びが増すから。

ただこの七月にやる仕事ははっきり言って、前の仕事もそうでしたがわたしは抜けが多い。

工場作業員としてもうまくやれない。

どこかで笑ってニコニコ仕事がしたい。

べつにいーじゃん。レジでも。全自動でバーコードをスキャンするだけのお仕事で。あとはお客様が勝手に現金かクレジットか選んでくれる場所とか。

それより、未だに拠点で自炊をしていないわたしです。スーパーマーケットが混みすぎなんだもの。

今日も徹夜しちゃおうかな。

近々履歴書を意中の場所に渡すんだ。白封筒の「履歴書在中」がないから茶封筒で失礼するんだけど。

もっと前に多くの求人が出ていた時期があったよな。その時に一緒に応募しておけば良かった。

あと職務経歴書ってどう書くの。正社員経験一回しかないし、ハローワークで書き方習おうにも本業が休めないし。

どうして正社員よりアルバイト・パートの月給の方が高いんだろ。それだけボーナスいいのかな。

それより、うまくいけばわたしの進む道は茨の道です。