第58話 九十九の「性癖に刺さる」

こんばんわ。みなさま。

さて、今日は、どんなお話をしましょうか。

読みたい本が、ざっと百冊はあってたいへんなことですかね。あ、漫画も含めてです。

NARUTOの七十二巻とかも合わせれば三百いくんじゃないでしょうか。

それでも世の中にはライトノベルを千以上読んだ人もいるとかいないとか。どこのどの記事か詳しく言えない。でも、コンテストの選考者の方とかゆうにそれくらい読んで選考していそうです。


余談というか、嬉しいことですが、いま、このエッセイのハートの数が九十九なんです。

五十八話で九十九?おかしくないか?一話につき一個なら五十七のはずだ。

どこかの話にハートが複数つけられている。

そういうことだ。

どこの話だろう。逆に面白くなかったのは、……いや、わたしはわたしのエッセイをおもしろく、したいけれど、いつもいつでもというか、面白くなくていい。


今日は二児の母の方のエッセイが検索したら出てきたので試しに読んでみた。最初の一話だけ。

ブックマークとやらをつければ良かった。

今読んでいる本は「彼女が好きなものはホモであって僕ではない 再会」です。

内容は、言葉や仕草を表す、現す、……そう表現。

ネタバレはしたくないのですが、〈言葉をホースから、水をちょっとずつ出すような喋り方〉と聞いたら皆さんどんな感情を抱きますか?そういう表現が小説には多くて堪らないのです。では特にどの本が?作者が?どのあたりがたまらないの?と聞かれると。昔の答えは桜庭一樹さんでした。今の答えは、分かりません。ロマンティックな比喩が好きと言えば好きですし、上記のような舞台は冬なのに、今読んだらなんだか夏の涼しげなホースの緩やかな恵みのような感覚も感じますし、小説の中でなぞらえるなら、冬の凍てつくなか、ぴょん、ぴょろろん、と出でくる冷水のような言葉の感覚にも感じる。

作品は季節に合わせて読むと最高だ。リアルタイムはやめられない。中毒だ。結合だ。マッチしている。


ところで、Twitterで使われる。

〈性癖に刺さる〉

という言葉。

性癖なんて、エッチで、刺さるなんて物騒だなあ!

と思いました。

わたしは使いません。ちなみに、わたしの文章の性癖はじぶんの一人称の表記を「わたし」にすることです。どうせ、性別バレてるじゃん。

いやでも、わたし、は。

男女でありたいのです。心の中で、「オレにはキツい」って訴えたいこと、いくらでもある。

前は、お昼ご飯が癒しでした。それがなぜ癒しだったか。食堂のような場所で、しっかり食事できる自分が、誇らしかったからです。

わたしは度胸がなくて、ステーキ屋にも、ラーメン屋にも一人で入れなくて、「ナニソレ」と五十代の主婦の方に嘲笑され、悲しかったことがあります。

男女になりたい。人間になりたい。

おとな、になりたいのかもしれない。

先日、大人の階段を登った場所を通り過ぎました。自分の中にもう一個の自分を作り、馬鹿なことをした!と後悔して泣くかどうか、考えました。考えている自分がいました。それで大丈夫なのです。

物事を客観的に見ろ、とか。

俯瞰的に見ろとは言いません。

ただ、主観は、常に伴っているのではないか。そして、冷静でいる時は客観的な見解も、寄り添ってくれているのかもしれない。

俯瞰的に見ることは、むしろ珍しいのか。

本日、電車に乗っていて、乗り物恐怖症、各駅停車症だか病が出ないか不安だった時。

わたしはきょろきょろせずに、まわりを見渡します。

そう、乗客を観察したりしてますが。周りの人は全く、そんな素振りがなくて不審がられます。

楽しい場所へ十年ぶりくらいに行き、移転していてテナントに入っていました。

道すがらGoogleマップにずっとお世話になりっぱなし。

みんな、収入がすこしでもあるお陰。

なのに。わたしはそこで大金を使いました。

一つのキーホルダーが七百七十円。それを五つは買いました。クリアファイルも。値段を気にせず。

両親の脛齧りな癖に。

また、素敵なカードも貰いました。

欲望のまま動いたか?というとそうでもなく。

ぜんぶ、一点ずつ買ってみようか?いや。これは集めようとは思わない。欲しいとは思わない。これは、コレクション意欲が湧くので欲しい、という強い気持ちは無いが、このグッズ。

揃えたら、かっこいい!全四種!

どうしてこんな話になるのか。それは、今週の月曜日から金曜日、わたしは鬱屈としていたからです。前から楽しみにしていたフェア。

十数年ぶりの移転したお店。電車。乗り物。

とにかく実家とか、落ち着ける場所に帰りたい。行きたい、そんな気がする。

冒険。

これは、安全な冒険です。

いま、夜の十時五十五分です。母からは十時に「寝ないの?」と聞かれました。読書中だったのに。前述の「カノホモ」の「再会」の本です。今日中に読み終わりたい。

いま、ミスター・ファーレンハイトの章です。英語がまったく分からず、クイーンの曲も聞いていません。「ボヘミアン・ラプソディ」も見ていないです。

早く寝たほうがいい。目がかすんできている。薬の副作用かもしれません。眼病だったら怖いな。もっと多くのものを見ておいて、引き出しにしまわないと。そして、タンスは、クローゼットは大きくしていくんです。

みなさんも、そうやって、生きてきましたか?

使えるお金はわずかなもの。

友人の月給が、なんと、三十九くらいでした。大体です。十年同じ業界にいて大変な思いで、勉強してきた人です。その人が、わたしの貴重な繋がりのひとつ。

ねえ、みなさん。

今日のよるは、ねむれそうですか?

目が霞むようなら、霞むって漢字、書けないし、書けない漢字は使わないようにしようと思っているのですが。

ここまで読んでくれた方。ハートをくれた方。星をつけてくれた方。ありがとう。カクヨムがずっと続けばと思いますが。不吉な事を言えば、いつかサービス終了、移行とかあるのかな。

わたしのエッセイのハートは誰か達がくれた赤い心臓。

読んでくださってありがとう。二人くらいなんですが、それでも、読んでもらって、開いてもらって、いるのだから……

あしたも、ぼうけんしたい。

わたしの人生は、ぼうけんしたい。

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