第9話 レポートの書き方を知らない
嫌なことはみんな日記に書いてきた。
だからこれから紡がれるのはネットのなかの、さらに網目のある魚取りの網のような、どっせい!とした作品たちへの漁である。
心が痩せてはならない。
どうかカクヨムよ、永遠に。そして、ダウンロードとやらをすれば作品はここに仕舞っておけるの?
だとしたら、うんと続け。カクヨムよ。
ここにしか書けないけれど、他の媒体に顕現させたい物語が沢山あるのだ。コンテストを頻繁に行なってほしいという思いと、打ち込みながら適当に話を考えて打つ私。自叙伝に創作を加えて小説めいたものにした愛しい作品もある。しかし戻る。
日記に書いてある。あるいは酷くて日記にすら書けていない。
だからカクヨムがある。
ああ、カクヨムよ、永遠であれ。
かわいいひとの、かわいい詩が読みたいな。
ほんとうに、だれかわたしの思いを代わりに代筆しといておくれ。Microsoft soft office Wordとやらで。
あとで彼氏に相談しようか。それともネットでお小遣いをあげるのでこんなふうに打ち込んでくれ、と依頼しようか。
どちらにしても、段落のない、独りよがりな文章じゃないか。なんの文学も感じられない。夏目漱石のこころとか。漱石という字も書けないのに。ただただ打つばかり。太宰治の人間失格を読み直してファンレターを送りたい。どこか受け付けてくれないか。高校のレポートで太宰愛を語ったら、レポートは事実を書くもので感想を書くものではないと通信制の高校で教わった。叱られたとか、指導ともいう。先に教えてくれ。病気で二年留年して、一度くらいしか、それも数学のレポートしか出したことのない自分が、知るわけないだろ。常識を教えてくれる人はいつだっていないんだよ。いるけど。両親も、他の人も時に間違いながら。
わたしにいろんなことをおしえてくれる。
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