第7話 桜味とチョコミントに騙されたくなかったなあ

バリバリにうまくいった。

強風よりやや、弱めの風の日。

しかし、彼にも秘密があった。秘密じゃないのかもしれない。わたしの事情もすんなり受け入れてくれた。しかし、穏やかで丁寧だが、その症状ゆえなのか、気になることは多い。

タリーズの桜味を美味しいと言って食べてくれた。

初めて桜味を食べるという。

チョコミント味のチョコも好きらしい。

これは、良縁なのかもしれない。

さて、どうする。

こんなの日記に書けばいい。

出会いはもう書いた。一行だけ。

でもTwitterで、借金の有無とかシチューにご飯はありかとか。最初優しくて父性も見せておきながら、結婚したら変わるとか。確認事項は色々ある。誰かに監視されていたい一方で、ちょっとだけ、たとえば保健師さんが親子の様子を見にきてくれるような感じでいいんです。誰か意見を!

世界の夫婦は、こうやってちょっとずつ、あるいはマッチングアプリで即、誕生していくものですか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る