側溝 #2
雨に ほこりっぽい生活を
拭き清めてもらった気がする午後
ぼくは気が付いた
微かに流れる水の音 側溝の音
もし 雨がたくさん降っているのに
流れる音は聞こえないとしたら
ぼくはどうにか なってしまうぜ
恐怖でどうにか なってしまうぜ
雨を愛でられるのは 側溝のおかげ
だから ぼくは
きみの側溝であれたらいいと
そう 思うんだよ
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