非現実

@Blueeeeee

第1話

私には何にもない。

友人、恋人、お金、人気、全くと言うと嘘だが0に極めて近い。躁鬱を患っていた私は、躁状態の時と鬱状態がはっきりしていて私は鬱状態の時は何の気力も起きず高校生でありながら平気で毎日を無駄にする毎日。

そんな、ある日可愛く仲良くなりたいと私が興味を示していたA先輩がインスタグラムに上げた1つのストーリーに私は反応した、そこから発展し、電話、ゲームをする流れになった。A先輩と私とで二人一つの世界を冒険をするただそれだけだった、しかし私にとってのその時間は、近づきたっかた先輩とゲームが出来ることでのわくわくが勝っていた。「今が人生で一番生きてる」そんな気持ちもあった。

とある日、私は定期的に起こる鬱がきた、A先輩は心配し一緒にゲームをしてくれいつも通りの低く落ち着いた声で話をしてくれた、すごく心地よく今まで関わってきた女性にはないものを感じた。

後日、A先輩は男性も含まれた飲み会に行くと言った、その時私は複雑な気持ちになった、そう嫉妬だ。

私は「別に彼氏でもないんだから」と自分に言い聞かせた、しかし、その複雑な感情は消えることもなく、紛らわす為に一人バイクを走らせた。それから数時間後A先輩から連絡が入る、「今日飲み会なくなった」と、私は歓喜に満ちた、ただ、寂しいとかではなく恋愛感情なんだと、しかし、先輩からはそのような感情は危ないと、否定すかのように言われた。そのように言われた私はその恋愛感情をこらえるしかなかった。

A先輩は女子飲み会に行くと言い、いかにも私を安心させるかのような報告が来た。私も「無理しないで」とメッセージを送信した。A先輩が飲み会の途中いくつかの自撮りが送られてきた。顔が赤く酔ったA先輩は言葉では表せないほど可愛いかった。そこから私はA先輩から、向かいに来るよう頼まれ、迎えに行くことになった。私は心臓の鼓動が早くなり今までにないほどの緊張感に襲われたが好きな人に会えると思うとその緊張も薄れてきた。

そして、駅で合流しこのまま帰るのは勿体ないと言われお酒の勢いと深夜テンションでカラオケに行くことになった、A先輩の歌声を聞いていっままでにない安心感を感じた。聞いてて本当に上手だった。そして、お酒の勢いで頬を触らしてくれたり手を触らせてくれた、柔らかく好きな先輩の体温を感じた、まさにこれが自分の思う幸せなんだと深く感じた。一緒にいた数時間は非現実のような時間だった。そんな時間も有限なためすぐにお別れの時間になってしまった、A先輩を家まで送り、帰路に着くと無性にさみしさを感じた。「もっと一緒にいたい」「また会いたい」私の感情がごちゃごちゃになる。翌日、A先輩に「二日酔いは大丈夫?」と声をかけた、いつも返信の早いA先輩からなかなか返信が来ない、

返信が返ってきたと思ったら、なんだか素っ気なく感じた、しかし思い込みだと信じ私はすぐに返信をする、しかし、思い込みなんかではなく明らかに返信が遅い、今まであんま対面がなく実際会って私のイメージが違って幻滅したんじゃないかと、思った。とにかく自信がなっかた、やっとの思いで会え気になっていた先輩とはもう、おしまいなのかと。

また、ゲームを一緒にしたい。また、あの優しい声を聴きたい。また、一緒に遊びたい。人生で初めての事で私は一体どうしたらいいのか分からない。A先輩が歌ったaikoの「えりあし」を思い出すと涙が止まらない。

この、感情を忘れたいけど忘れられない、のではなく、忘れたいけど忘れたくない。そんな輝かしい思い出だ。数日後にはA先輩の誕生日だ、最高にA先輩の生誕を祝福したい。

最後に大好きです。5年後あなたを見つけたら、背筋を伸ばして声を掛けるね。

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