第4話 猫の世界って、冗談だろう
まるで神のように僕を見下ろしてる幽霊の猫だ。
[猫の世界って、そんなことあるはずがないだろう。だが強いて言えば人間と共に生きてるこの世界って?]
疑問を投げかけた。
それを聞くと、その威張った幽霊の猫が大笑いした。
[何言ってるの?そんな冗談やめろよ!元々この世界は我々の猫の一族に支配されているよ!人間?力も弱いし、寿命も短いし、猫に敵えるなんて理屈が通らないことなんじゃない?だから、二度とそれほど愚かなことを聞かせるな!そうしないと殺されても!]
いきなり目を三角にして怖い目付きで僕を睨む。
人類が飼える猫と違い、今まで見たすべての猫の気と異なる!もたらされた感じには大きな圧迫感がいっぱいある!貫禄があるほど言える!
常識を覆す存在なんだ!人間みたいな知恵があるだけでなく、放った威圧感も恐ろしい!
つい後ろへ一歩退けた。戦慄も全身を走る。
その猫からの殺意が沸いた水みたいに猛る!
ここで殺されたなんて一切は終わりだ。人生も、夢も!どうしても彼女の無邪気な微笑み見たいんだ!そんな簡単にけりをつけられるのが許せないのだ!
殺意の波動が一段と強まった!この場を立ち去ろうとするんだけど、足を動かす瞬間にとどめを刺してくるに違いない。
絶体絶命の状況に陥ったと思っていたけど、突然、一つ名案が閃いた。
[さっき、侍衛と言ったんだよね。いいよ、教えてあげても構わない。僕こそいわゆるお姫様の侍衛だ!勝手に近づくな!僕なしにはお姫様の安否を誰に頼むつもりのか?いいか、一旦君のせいで僕が傷ついたら、すぐ自殺してみせると決めた!嘘じゃね!本気にしてくれ!]
話が効いた!それを聞いたあと感じられる殺意が弱まった。
[早く身分を認めてもらったら良かったのにね。まあー今も遅くないから、姫様のことを少し教えてあげよう]
[姫様はもともと猫だったけど、人類の中である魔法師に呪われて人間の模様に変えさせられちゃった。すると、姫様が元の姿に戻れるように多くの猫のアサシンはその男の行方を探し出した。ようやく前日彼を見つけたけど、そのずるい奴が死ぬ前にもう一つ呪文を姫様に施した!それはモンスターという名の呪文!]
[モンスターって?どういう意味?]
僕は疑問を投げかけて尋ねた。
[無知な生物と呼ばれるわけなんだ。。。モンスターって呪文の意味は、指定された時刻に自動的にモンスターに化けるということ]
真面目に言ってる名前知らぬ猫
[幸いに我々の一族の中で、魔法を操ってその呪文にもたらされた影響を最小限にすることができる賢者のおかげて、モンスターじゃなく、上品で白い子猫に化けられるようになっている。]
[えっ!マジカ?ちょっと待ってね。元は猫、そして呪いの影響を受けて人間になった。でも、その法師が往生際に立った時、新たな呪文を施した。すると今彼女は特定の時刻に猫に変わる、ほかの時は人間の姿だろう。そういう意味?]
[そうそう]
肯定げに頷いた幽霊の猫。
[ひょっとしたらそれはいい事かもね。見て、今彼女は一日中で猫に化けると言っただろう。彼女は元々猫だから、それはいいんじゃない?いつも猫の姿を保てないのはちょっと残念だけど、人間としてこの世界の魅力を味わうのも悪くないに違いないと思う]
ほっとしてもう無事になったと思う時、次の話にドッキリした。
[そんな馬鹿なことを言うな!このまま続いたら姫様は死ぬなー!!呪文を解かないと命を奪われる恐れがあるなー!]
[何だと?!]
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