第2話 雷が走る夜
彼女が猫になった一日目
僕の名前は下川風太だ。高校ニ年生、今有名な大学に受かるには一生懸命に頑張ってるが、突然先輩の彼女が白い子猫になったことに驚いた。明日僕たちまだ出る必要な授業があるから、今何とかしないと大変になるだろう!
すると、その子猫にひそひそ近づき、後ろから彼女の首筋を掴もうとした時は、彼女が僕の気配を感じたように部屋を出て、家を走り回る。
驚くほど速いスピード!平日運動を怠ける僕には彼女の尾さえも触れられないんだ。
[おい!いい加減にしろ、そのままじゃ何にもならないと知ってるはずだな!早く止めろ!]
僕の話の意味を理解したように足を止めた彼女だ
あれ?猫になっても人類の言語も聞き取れる?
そんなことあるまいだろう。。。
[舞!聞こえる?]
[ニャア]と声を出してまるで人類のように頷く彼女だ。
う。。嘘だろう、そんなこと。。。マボロシだろう、気のせいに違いない!
今目に入ったことはもう信じできないほど不思議になった。猫になった彼女、人類の言葉納得できる猫!
異世界に入った?指で頬を挟んでみると痛い感じがする。
夢見ていない!本当だ!
慌てて鞄からスマホを取り出し,検索欄に[どうやって彼女を素に戻らせる?]と入力する
一瞬のうちに数えきれない検索結果が出てきた。でも、その中では役立った答えが一つもなさそうだ。
がっかりした僕は手近な椅子に腰を下ろす。
僕が難しい顔で何か考え込んでいる様子を見た彼女がひょこひょこ僕のところに歩んでくる。
しばらく携帯で担当にメッセージを送っておこうと思う僕だ
[藤田先生、私は急に病気になりましたが、明日授業を休ませていただけませんか、申し訳ありません]
発信済みだ。今の状況にどう対応すればいいのか考え始める
その時、眠気が無防備の僕に野獣のように襲いかかってきた。つい、眠り込んだ。
不意と大きな雷の音が鳴ったのを耳にした。
眠りから目を覚ました僕は恐る恐る周りを見回すと、何か変化も起こっていない。異常なし
待って、舞は?今どこ!
舞がもうこの場から去っていったことに気づいた僕は大声で舞を呼び始める
だけど、何の返事も来なかった。
なぜ寝付いたのか!もし舞が何か悪い目にあったら、永遠に自分を許せないのだ!油断な自分が大きらいだ!
だが、今焦ても始まらないから、口を噤んだまま僅かな音で舞の位置を確認することに決めた。
聞いた!荒れた呼吸の音!舞、待ってね。
玄関で全身濡ちゃった舞を見つけた。
でも、猫じゃね、人間の型なんだ。
今日は曇る天気だ。
だから、見上げると晴れ渡った空じゃない。雨雲のようだ。
それだけで今は夜かそれとも昼かはっきり見分けるられないんだが、今僕のスマホのスクリーンに書いてあるのは
朝 6時
地面にと倒れていたもう一度人間になった彼女。
やっぱり夢だ、ほっとした。
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