彼女が猫になった!飼い主と彼氏としてのダブル生活

オアク

第1話 あれ?! 白い子猫?

つつがない日常を送ってる僕と彼女なんだ。

放課後は何の部活もなくて、直接に家に向かってるのが常態だ。

たまには一緒に人気高いレストランへ食事を取ることだが、それが体をだるくするからたまだけなんだ。

[今日も無事に過ごそうか。まあー、ちょっと寂しい気持ちだけど、もし何か不思議なことがあったら、かえって私たちの負担になるかもね。だから、これでもいいよ]

さすがに自分の考えてることを全部理解してくれることができる彼女だ!

僕は毎日家に籠もったままどこへも行かず、何の社交活動もないいわゆるお宅じゃないが、確かに生活への熱情がそれほど高くないタイプだと思ってる。

彼女は以前生徒会長として学校で活躍していたが、山積りの仕事で手が回らない理由で職務を辞めちゃった。

僕も同じだった。生徒会の幹部だったが、毎日いっぱいな仕事が入ってきていたのが大嫌いだったから、辞めることにした。

まあー生活がくだらなくなった思いもあるが、どうしてもそれほど辛い時期に戻りたくない今の気持ちなんだ。

こうして穏やかな生活を送り続けるのも悪くないことじゃないだろうか。

このような日常がこのまま続けばいいのに。。。

その日から、一切すっかり変わってきた。

雨の日だった。

急に先生に学校へ呼ばれたから、やむを得ず彼女に留守を頼んで家を飛び出した。

急いだから、傘も持たずに学校へ走って行く僕だった。天気予報による今日は雨の降る確率が高いという

約2時間ほどの相談だった。進学についてのことなんだった。[成績がクラスで上位を締めているから特に気を遣う必要がないが、やっぱり超一流大学に入るには今よりもっとの努力を支払わなきゃ]と僕に知らせた先生だった。

大したもんじゃなかったから、ほっとしたが、窓の外を見るともなしに見ていたら、雨が降り出すことに気づいた。

[やばい!傘忘れちゃった。早く家に着かないと]

濡れないように必死に家を目指して飛ばんばかりに走っていた僕だった

ようやく家に着いたが、不運に全身がびっしょり濡ちゃった。

早く着替えようと思った僕は軽く扉を叩いたが、何の返事も来なかった。

[おい!部屋にいるだろう、扉を開けて来てくれよ、おい!]

焦ってたまらない僕は家の後ろに行って、開いたまま窓から自分の部屋に入った。

[おい、舞!聞こえるか?どこに隠れてるの?今は鬼ごっこのところじゃねよ、早く出てきなさい!]

まだ返事がなかった。

電話を取り出して連絡してみようとしていた時、目の前に突然に現れたのは白いこの猫の姿というものだった。

頭には帽子をかぶっている子猫なんて!

まさか!この白い猫は。。。

舞!

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