あなたの無精髭

明鏡止水

第1話

あなたの、まだ寝ているときにはえてしまう、無精髭がすき。


わたしと生活してるあかし


あなたとくらしてるのは、わたし


むかしのあなたは、どんな少年だった?


英語が読める?


人を殺した?


小説がかきたい?


いま、あなたと暮らしているのはわたし。


きっと少年の頃より低くなった、おもく安定した声


昔のあなたにも、あいたいわ。


ふたりのこどもが、ほしいの。


あなたによく似た

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あなたの無精髭 明鏡止水 @miuraharuma30

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ