「ネット恋愛」は現実より儚く辛い物語

儚く散った、遠距離すぎる「愛」

俺は、ネットを通じて恋を求めていた君を求めた。

なぜなら、初めはネットだけのつもりだった「ごっこ遊び」のような偽りの癒しの恋愛がお互いに本当の恋心に変わって現実にしてしまう。

ネット恋愛とはそういうものだ···偽りでも愛し愛されを繰り返すうちに洗脳のように本心に変わっていく。

しかし、現実は厳しくそれを儚い夢にして散らす。枯れて捨てられる枯れ葉のように消えていく。

一度、その「幸せ」を知ったが最後···次を求めてしまう。失った幸せを取り戻そうとする。

それは、心が傷ついてるからこそ修復しようとしているのだと思う。

気付けば、名付けて「ネット恋愛依存症」になってしまう。

これは、「愛する人と付き合った経験」を持つ者程、はまりやすい沼である。

俺は、真面目で愛してと言われたらとことん愛そうとするから儚く散ると自分の心まで儚く散ってしまう。

でも、君と出会って変われた。

君は言った、「現実の方が大切だと思うけど俺との繋がりも切りたい訳じゃないから悩んでる」って。

君は気付かせてくれた。

俺が見失ってたものに···

「俺が生きてるのは現実で恋愛も現実に取り入れた方がお互いに幸せで良い道なんだって」

きっと、「依存」を断つのは困難な道だろう···

例えるなら、酒やたばこを禁止してやめるのと同じようなものだ。分かる人には辛さが伝わったかな？

でも、俺は決めたんだ。君のおかげで···

「現実の俺で、自信をもって進んでいこうって！」

だから、伝える。ありがとうと···そして、さよならとは言わない。

「これからも、大事なネッ友だよ」

ネット恋愛をしている人たちへ、

誤解しないで欲しい。否定してる訳じゃない。ただ、散った時の辛さを味わい断とうとする苦しさと勇気の必要さを知って欲しいだけ。

現実から逃げちゃ駄目だ···色々変人な僕でもなんやかんや色々学んで前に進めてる。

だから、悩むくらいなら一緒に断とう？

「僕らは皆、同じ時を生きてる仲間なんだから」

俺はゆっくり「依存」から抜けようと思う。そして、本物の愛が知れる時を楽しみにしておくとする。

「前向きになってなきゃ、人生やってられないもんね？ こうなりゃ、その時はその時だ！ 」

これで良いんだと思う。