【KAC20236】最強中学生伝説☆バトル・ザ・ファイトギャラクシー～アンラッキー７編～

第２５話 最強のハンターになるために！

（これまでのチュー☆ファイ）

脱皮で覚醒したゴールデンエビ太郎は強かった！！

圧倒的な攻撃力の前に敗走するしかなかった菅蔵（すげぞう）は、強くなるため特訓を開始する。

🦐

「きみが菅蔵くんだね。話はユース・Kから聞いてるよ」

　ノノッチェ座長と固い握手を交わす菅蔵。

　ここは劇団ウーパールーパーの稽古場だ。

　世界屈指の怠惰な演目で有名な劇団（ウーパールーパー）だが、その実、怪人討伐のハンターを多く輩出している日本最大の育成所でもあった。

「ガリガリの中坊じゃないの。いくらうちで鍛えたところで、あんたがモノになるとは思えないわね。今のうちにあきらめたほうが身のためよ」

　ノノッチェ座長の隣でつんつんしている筋肉美少女は桃こめよっか。高校生ながらマッチョ令嬢の異名を持つ大活躍中の先輩ハンターである。

「がんばります！」

　菅蔵は気合十分だ。必ずや怪人轟エビ太郎を倒し（エビフライ）、濡らされたBL本の恨みを晴らしてやる。そのためにはどんな訓練にだって耐えてみせる！

「良い目をしてるね」

　嬉し気に笑うノノッチェ。

「じゃあ早速始めようか」

　ノノッチェが指を鳴らすと背後のドアが開いた。

　その奥にもまた別のドアが続いているのが見える。

「これからきみには７つの不運を経験してもらう。すべてクリアできたら正式にうちの劇団（ウーパールーパー）で面倒をみようじゃないか。いわば、これはハンター候補生になるための試験だよ」

「どうせすぐ逃げ出すわ」

　クスクス笑う桃こめよっか。菅蔵は負けじと睨み返す。

「アンラッキー７、第１の部屋！」

　片手をあげ、ノノッチェが宣言する。

「角で小指をぶつけちゃった！！」

☆次回予告☆

こんなの無理っ。第２６話『逃げ出した菅蔵』お楽しみに！！

🦐他６つの不運部屋🦐

お呼ばれしたら靴下に穴が！

買った翌日に値下がり！

同姓同名が逮捕されてる！

保存する前に消えちゃった！

７７６文字しか書いてなかった！

タグにミスがあったなんて！　あーん、皆勤賞逃しちゃったあ。