第29話 1Q81達人誕生

だからサリンジャーを訳したのか

随筆プラニングは、ネタが尽きた時に再読して

その後の気づき等を添えて構成に臨みたい。


 競馬女が面白くて、一日に二度も三度も遊戯するが

ようやく上振れとは何かが三原色の女神によって明らかにされた。

うん、これなら上限数値をぶち抜くことは容易だ。


 随筆プラニングに脱小説論を加えようと思う。

太宰 治を愛せるか?『人間失格』論

村上春樹を赦せるか?『1Q84』論


『人間失格』は某100円ショップの100円文庫で購入した。

積読はしていない。読破したが、特に感銘は受けなかった。

 役所広司さん主演で「人間合格」と言うパロディがあるが

今から書こうとしている「コンビニ人間失格」と言う

題名同士の接着は、果たして許容範囲に入るのだろうか?

※脱小説論は「書かない」「読まない」の二大看板だが

この流れだといかにも書こうとしている感じだ。

村田沙耶香『コンビニ人間』+『人間失格』太宰治


『1Q84』は三冊共に我が家にあり、全てに眼を通した。

「早熟な作家を登場させたいなら、

せめて劇中原稿くらい示せ!」が、僕の持論だが

ふかえり(深田絵里子)『空気さなぎ』は、

その基準を満たしていただろうか?

『1Q84』を選んだのに他意は無い、4文字だからだ。

『人間失格』とこうやって文字数を合わせたかった。


 真に赦す/赦さないを問いたいのは

『アンダーグラウンド』である。何故、書く必要があった?

加害者に事件の疑問や怒号をぶつけるなら理解出来る。

被害者に話を蒸し返させて、何の益があっただろう?

「使命感に燃えた? 僕しか適任者が居なかった?」

満州鉄道のような持論である。何故、鉄道を出したかって?

いや、別に地下鉄を連想させるためじゃないからな。

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