バカな恋

最上司叉

第1話

私は結婚している。優しい旦那さんと子供がいてそれなりに幸せだった。あの人と出会うまでは。


私が勤める会社に新入社員が入ってきた。男は明るく誰とでもすぐ打ち解けるタイプだ。私は教育係になった。仕事をしてるうちに仲良くなっていった。


新入社員歓迎会

私は旦那さんに子供のことを頼み参加した。

男は

「先輩全然飲んでないじゃないですか」

「あんまり強くなくて」

「俺送りますよ?」

「ありがとう、でも子供と旦那が待ってるから」

「じゃぁ早めに帰らないとダメですか?」

「こんな時じゃないとゆっくりできないから」

「じゃぁ今夜は忘れて飲みましょ」

「そうだね」

まるで独身に戻ったみたいだ

私は楽しくてつい飲みすぎてしまった

「先輩帰りますよ」

「送ってくれるの?」

「そうです」

「ありがとう」

このとき送ってもらわなければあんなことにはならなかったのかもしれないと思ってしまう


私はタクシーの中でウトウトし始めた

「どこかで休みますか?」

「帰らないと」

と言いながら私は寝てしまった

目が覚めたら見慣れない部屋にいた

「ここどこ?」

「ホテルです」

私は驚き何時か確かめる

すると男は私の携帯電話を取りキスをしてきた

私は嫌じゃない自分に少し驚いた

男は

「俺先輩のこと好きです」

私は驚き固まってしまった

「先輩気が利くし優しいし、旦那さんがいても諦めないです」

宣言されてしまった

私は刺激が欲しかったのかもしれない。自分より若い子に告白されていい気になっていた

気がつけば自分から誘っていた。

自分でもこんなことができて驚いている

私は落ちてしまった。もう戻れないところまで。


それから何回も逢瀬を重ねたが楽しい時間は長くは続かなかった

旦那さんにバレてしまったのだ。当然離婚を言い渡された。こうして私はすべてを失った。

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バカな恋 最上司叉 @moemee

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