ドアの前に佇む人

 夢の中で家にいた。これは生焼けの赤いハンバーグの話の続きなのだが、知らない女性が焼いた生焼けのハンバーグを皿にのせて運んでいて、私は生焼けの肉は食べたくないので焼き直すつもりでキッチンに行こうとしていた。


※生焼けのハンバーグの話はここから飛んでください。特に読まなくても問題はないです。https://kakuyomu.jp/works/16816700426337732937/episodes/16817139555652486146

 

 キッチンへ向かうとキッチンのドアの目の前に人が3人並んでいた。ドアまであと1mあるかどうかというところに、つるりとした頭髪も毛も服の一枚も来ていないマネキンのような姿の見知らぬ人間が3人、0距離で壁に向かって横に並んで立っていた。

 

 生焼けのハンバーグを持ってキッチンに直接向かうことができなかったので、遠回りをして別の道から行くことにした。私の家はベランダがほかの部屋やリビングまでつながっており、そこからキッチンへ通ることが出来るのだ。

 そうしようとして友人たちがいるのに気づいてハンバーグを焼きに行くのを忘れた。だからこの話はもう終わりなんだ。

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