第34話 忘れた頃にやってくる

皆さん、お久しぶりです。


アルドです。


え、そんなに時間が経ってないって?


いえいえ、

数年ぶりです…10歳に成りました。



技術都市コーバ として街も発展し、

学校や研究施設…新しい街並みに新しい技術を使った様々な商品を生み出す流行の発信地、


そして、王国の物流の中心、シルフィー師匠の商会の本店がある。


因みに、果ての村の 元本店は、魔族のがんばり屋さんな村娘の〈ミーム〉ちゃんが、果ての村 支店として頑張っている。


〈もう、王都ここで良いんじゃね?〉


ぐらいな、勢いで発展している…


カイル国王陛下は、


「そっちの方が楽しそうで、狡い!」


とジーク様に愚痴っているらしい。


「揺れない馬車を送るから機嫌を直しておくれ…」


と…ジーク様も、結果として王位を押し付けた手前、ご機嫌とりに躍起だ。


もう、街は周りだしたし、勝手に発展していくだろう…


俺は、自分が出来る事をするだけだ。


最近の報告と言えば、森でやることはなくなってきた。


剣の稽古よりも、有効な探索スキルの獲得や、

スキル図鑑を頼りに複合スキルへの昇格に力をいれた。


俺のレベルも150になっている。

正直、力押しでだけで森の魔物になら勝てるまでになった。


一緒に訓練していたマルゲルさんやエドさんは、100前後で、


「何かアルドだけレベル上がるの早くないか?」


と言って拗ねている。


〈指輪様々だね。〉


スキルもレベルMAXなのが幾つかあり、出来ることも増えた。


では長く成りますが、


「ステータスカード」

そして、鑑定



名前 アルド 性別 男 年齢 10歳

レベル 150

称号

アルフとルルドの子供

勇者の協力者

格上殺し(レベルが格上の相手には身体強化が発動)


HP 2491

MP 4106


固さ 1108

魔力 1692

腕力 1064

速さ 597

運気 143


スキル

濾過 LV MAX

(指定枠1 と 指定枠2 の濾過膜を一枚づつ具現化 )


アイテムボックス LV MAX

(容量無限・時間停止効果・無言発動・使用魔力軽減)


※神々の知恵 (万能サーチ使用可能)

鑑定 LV MAX (レベルが自分より下の場合、完全鑑定)

マップ LV MAX (全世界詳細地図、サブマップ機能)

記録 LV MAX (一度見たものを詳細に思い出す)

探索 Lv MAX (鉱物、植物、罠、宝箱等の感知)

索敵 Lv MAX (敵や敵意の感知)

の複合スキル


武芸百般 Lv 1

短剣 (影縫い 速さ1.5倍)

剣 (旋風斬 複数攻撃)

大剣 (大地割り 腕力1.5倍)

槍 (二段突き 対象1に二回攻撃)

槌 (クリーンヒット クリティカル率上昇)

棍 (足払い 相手の速さを下げる)

斧 (薪割り撃 )

弓 (狙い撃ち 必中 クリティカル率 微上昇)

盾 (シールドバッシュ 固さ1.5倍 盾で殴る)

の複合スキル(全ての武器スキルに均等に経験値配分)


開拓者の夢

穴掘り LV MAX (穴掘りの効率化)

採掘 LV MAX (鶴嘴の効率化)

罠師 LV MAX (罠の精度上昇 罠の探知率上昇)

枝払い LV MAX (鉈使用時腕力上昇)

の複合スキル


素手 レベル無し

技 もぎ取り (相手の一部を引きちぎる 腕力2倍 急所の場合3倍になる)


料理 レベル MAX (目分量 極み・包丁さばき 極み)


土魔法 レベル3

アースニードル (岩の針が地面から生える)

アースウォール (岩の壁が生える)

ピットホール (落とし穴ができる)


加護

運気向上 レベルアップ時に運気が上がれば追加で+1


経験の加護 (経験の指輪)

レベル200迄の使用者の経験値・スキル経験値の獲得値上昇



もう、読むのも大変…

簡単に言うと強くなった。


残念なのは、

身体が成長して、人族用のガントレットと、

ロルフ先生からの、皮鎧が使えなくなったことだ。


〈ドワーフは手がデカいし、肩幅も広く成った…残念だがサヨナラだ。〉


何故か今は、シルフィー師匠のお店で、アルド君人形に着せて展示してある。


何故か義賊のバンダナも人形に巻いてある…


師匠の


〈アルド君と言えばこのセットだから〉…と…


なぜ?


まぁ、シルフィー師匠が笑顔だから良っかな。


今の装備は

神木の首飾り (一番大事)

鋼の胸当て (一般品)

探検家の服 (工房オリジナル で丈夫)

酷く丈夫な安全靴 (工房でオーダーで鉄板入り)

鋼の帽子 (工房のオリジナルを改良、角つき)


鋼の剣

鋼の槍

鋼のナイフ

鉄のナイフ × 5

鋼のハンマー

鋼の斧

クロスボウ 矢多数

ルルドとまほーく


業物の鉈

鋼のスコップ ×3

鋼のツルハシ ×3


ロープなどの雑貨

凄くいっぱい


である

基本はこの街で過ごしていたので

騎士団クオリティの鋼シリーズだ。


多分ダンジョンに行っても通用する装備と、「スキル」を手に入れた。


「神々の知恵」は、

どこにどんな敵がいるかも、宝箱があるかもダンジョンマップにまるごと表示される。


攻略本並だ


〈神様、基本性能で、付けて欲しかったっス…〉


因みに記録のスキルのお陰で、井戸のポンプなど中学の技術で習った事などをしっかり思い出せた。


親方たちが頑張っていまではシルフィー商会のイチオシ商品だ。


そろそろ、ダンジョン巡りに行かなきゃな…


と、考えながらコーバの自室て過ごしていたら


コンコンコン。


と扉を叩く音が


「どちら様ですか?」


と俺が、扉に向かい聞くと、


「お届けものですニャァ!」


と…


知ってる、アイツだ!


「今留守です。」


と言ってみるが、


「ニャァは、不在票システムは導入してないニャ!

早くあけて欲しいニャァ。」


と大声を出す。


〈解ったよっ!〉


と、扉を開けたら、クロネコの飛脚便が来ていた。

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