第11話
はげあたまに、男子二人とか、ほんと無理。
現役女子高生18才だった。魂はまだ幼く、電子の海、魂の概念、自分自身のプログラムもまだ何も知らない。
終わった。
「勝利した方、おめでとうございます!」
はやく戻して。
「いえ、後もう一戦ございます。贈り物とは、今朝の下剤ではございません」
一人の美しい機能美が現れる。モデルのような。ロボットのような。新しい人間。人だ。
「新しいプレイヤーの投下。それが贈り物でございます。どうです?盛り上がるでしょう?!次のデスゲームは、あっ!!」
Watchのアナウンスを待たずに、最高にいい女が歩き出す。軸のぶれないウォークに現役女子高生は少し引く。
「ねえ、
あなた、
わたしと」
ドキドキする。そんな、そんなのって。
現役女子高生18才は自身の豊かな胸を揉みたいような、股の間がむず痒いようなそんな快感を感じながら。
「わたしと心中しない?」
ぱあん。
お姉さんが消えた。
アナウンスが苦しげに、げっそりしながら
「あー、最後のデスゲームは、」
メンヘラになったら負け。
「以上!勝ち残った、えっと、現役女子高生18才さん!あなたにはいつもの世界の返還と、好みの未成年とイチャイチャできるチケットを差し上げます!」
角川ホラー文庫デスゲーム小説コンテストには届かない。 明鏡止水 @miuraharuma30
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