第7話恐怖の前兆

 それから、真白さんと別れて講義に出た後だった。水樹さんから電話があったのだ。なんとなく人が少なそうなところに向かいながら電話に出た。



「もしもし、水樹さんどうかしましたか?」


「そろそろ真白と会ったんじゃないかなと思ってね。それにバイトの話もあってね」


やっぱり、真白さんがこの大学にいることは水樹さんは知っていたのだ。先に教えてくれたらいいのに。


二人とも意地悪だと思う。そして、水樹さんはバイトの話を始めた。正直、このバイトをすると言ったものの恐怖心はあるのだが。



そんな僕の思いは週末には身をもって知ることになった。

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