第13話 ダークシティ



 SFにはほんとに傑作が多い。もともと好きなジャンルなので、かなりたくさんの作品を見てる。テレビでw

 とりあえず、られつしてくと、A.I.、アンドリューNDR114、エイリアン、プレデター、バイオハザード、ザ・コア、ノイズ、第9地区、アバター、メンインブラック、X-MEN、アイアムレジェンド、地球が静止する日、アイランド、アイ,ロボット、デイアフター・トゥモロー、マイノリティ・リポート、ジェラシックパーク、インデペンデンス・デイ、DNA/ドクター・モローの島、マーズアタック!、フィフス・エレメント、アルマゲドン、Xファイル、ディープ・ブルー、ザ・フライなどなど。スピーシーズとか、遊星からの物体Xなんかも見たかも。


 最近のやつで、あれもSFと言ってよければ、マッドマックスがかなりよかった。どっちかって言うと、SFというより近未来のサイバーパンクだったけど。北斗の拳の洋画バージョン。


 ほかにもたぶん、いろいろ見てるけど、タイトルおぼえてないのとかあると思う。なんか地底を旅して行方不明の親父と再会するジュール・ヴェルヌ原作のやつとか。80デイズかな?


 上記の作品はウィキで年代別のSF映画一覧を見て、これは見たなっていうのをひっぱってきた。おかげで、タイトル忘れてしまってた、いい作品の数々を思いだした。


 上記でとくによかったベストスリー。

 エイリアン、プレデター、バイオハザードなどの超有名物も好きだけど、とりあえず、それはみんなが勧めるだろうからやめといて。


 1、アイランド。二回ほどテレビで見た。人工臓器用のクローンが自由を求める話。


 2、アイ,ロボット。これからご紹介する『ダークシティ』と同じ監督の作品。この監督は良質なSF映画の作り手。ロボットに人が殺せるのか? という近未来SFサスペンス。


 3、マイノリティ・リポート。トム・クルーズ主演のけっこう有名なやつ。未来を予言する三人の超能力者により治安が守られている世界。三人の意見が割れたときに、何かが起こる……。


 フィフス・エレメントもすてがたかった。ちょっとエンタメ性が強かったけど。バイオハザードのミラ・ジョヴォヴィッチが宇宙から見た美女役をやってた。人類にはない第五の遺伝子を持っている。主演はブルース・ウィリスかな? カラフルな近未来の映像もキレイ。


 それらのなかでも、当時、ほんとに好きだった話。ガタカもそうだけど、僕はかなり本格的なSFで、独自の世界観があり、暗いふんいきの作品が好きなんですよね。と言いつつ、あれほど好きだったのに、この作品のタイトルを忘れてた。一覧を調べてたら、見つけたよ。でも、あらすじを読んでも細かいことが、さっぱり思いだせない。複雑すぎるw


 ダークシティ。監督はアレックス・プロヤス。1998年のアメリカ映画。


 記憶を失い、どこかわからないシティの浴室で目をさます主役。何もわからないまま、夜の街をさまよう。


 ほとんど無人のような世界。そのなかで出会うかぎられた人。謎のドクター。数日前から行方不明の夫の帰りを待つ女エマ。

 そして、主役を追いつめる黒服の集団。


 記憶を失っているものの、ゆいいつ、彼は『シェルビーチ』という言葉だけをおぼえている。美しい海岸の風景?


 とにかく街を脱出するために、街外れをめざす。地下鉄でシェルビーチまで行けるはず。

 だが、目ざめると、また街のなかに戻っている。真実に近づくと現れる黒服。


 追いつめられたとき、主役は超能力を発揮する。


 ドクターやエマとの会話から、少しずつ謎に迫る。

 ようやく、シェルビーチにやってきたものの、そこに待っていたのは、海岸ではなかった。


 などなど、ほとんどはあらすじを読んで、ああそうだったかなって思ったことしか書いてません。この話、ほんとに詳細をおぼえてない。そのくせ、すごくおもしろくて好きだったことだけおぼえてる。映像美がとにかくすごかった。主演のルーファス・シーウェルが独特なふんいきのイケメンだし。


 すごく印象に残ってるのは、じつはその街は一定時間が来ると自動で動き、なかにいる人々を絶対に逃さないようにしてるってこと。まるで誰かの意思で動いているかのように……。


 この話は言葉で説明する作品ではないように思う。気になった人はぜひ見てほしいです。

 ダークシティというタイトルどおり、朝が来ない、永遠に続く夜の街なので、画面も終始暗い。そこがすごく好きだったんだけど。


 同じ監督の作品を僕は三作見ています。前述のベストスリーにもあげてる、アイ,ロボットは謎に満ちてるけど、ダークシティよりはメジャーよりで、誰が見ても楽しいSFミステリーになってます。ただのミステリーというだけでなく、人間とロボットの友情も描かれていて、ラストは感動できる。

 こっちも街のコンピューターじたいがどうのこうのっていう、壮大な仕掛けになってるので、SFの醍醐味を味わえます。

 ロボットの出てくるSF映画はたいてい、ロボットに人格が持てるのかってテーマになってくるんですが、これはそれをうまく消化できてたと思う。


 同じテーマで、A.I.やアンドリューNDR114があるんだけど、三者三様。アンドリューは人間の女性との恋愛をからめていて、ガチでロボットの人間性にいどんだ文学的作品。これもいい話でした。AIは……人によっては好きなんですかねぇ? 僕はちょっと、見当はずれな作品の気がした。なんか求めてるのとは明後日の方向にばっかり話が進んでいくので。幼い少年型ロボットが母の愛情を求めてさすらう話としてとらえれば、切なかったのかなぁ? スティーブン・スピルバーグが監督なんですけどね。


 話を戻して、ダークシティのアレックス・プロヤス監督作品。もう一作はタイトル、思いだせなかった。なんかキリストの生まれ変わりがなんとかかんとかって、ちょっと宗教がかった話で、ダークシティのルーファス・シーウェルも出てるので期待してたんだけど、SF要素が希薄になってしまってた。キリスト教徒なら、もっと共感できたのかも。


 キリストの生まれ変わりといえば、オーメン最後の闘争で、ガッカリした記憶があるんだよなぁ。1と2は最高だったのに。

 というわけで、次はオーメンの話にしようか。

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