応援コメント

第4話 なるほど、わからん」への応援コメント

  • 私の麻酔科研修の時は、まだレミフェンタニルがなかったので、フェンタニルを使っていました。溶かす作業がなかったのは助かりました。

    私たちの病院では、2年次に麻酔科研修が組まれており、最初に麻酔科医と接触するのは外科研修の時でした。手術室長は麻酔科長で、今振り返ると丁寧に教えてくださってたのですが、右も左もわからぬ1年次、とても厳しく感じたことを覚えています。

    注意されたのは当たり前のことばかりで、「真っ先に手術室に入って、局所麻酔科での手術であっても、エフェドリンの用意と麻酔器のセッティング、リークテストをしておくこと」「看護師さんと協力して、自分のできることを見つけ、積極的に行なっていくこと」などでした。

    エフェドリンの用意と麻酔器の確認をきっちりしておくこと、は実際に外科研修中に役に立ち、鼠径ヘルニアの局所麻酔手術で、外科医長の入れた硬膜外麻酔が正しく入っておらず、テストドーズで全脊麻になったことがありました。私が患者さんの頭側にいたので、すぐに麻酔器で人工呼吸を行ない、エフェドリンで血圧を安定化させ、大事に足らずに済みました。前もって準備すること、とても大切だと思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。作中の麻酔科研修医の業務の描写は自分自身の麻酔科研修の経験に基づいていますが、記憶だけを基に書くには複雑すぎるので本棚から研修当時使っていた麻酔科マニュアルの本を引っ張り出して書きました。