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2024年2月5日 16:11
現在心疾患、特に弁膜症では心エコーが活躍していますが、現在の心エコーを使った弁膜症の診断制度を、剖検で答え合わせをした正診率を100とした場合、心エコーのない時代、聴診での診断精度は80だった、という話をかつて聞いたことがあります。拡張期雑音は本気で聞かないと分かりませんが、収縮期雑音や過剰心音は、通常の高齢者外来では珍しくありません。ワクチン外来も担当しており、胸部聴診はすべての患者さんに行なっていますが、かなりの収縮期雑音があり「今まで、『心臓に雑音がある』とか、『弁膜症の可能性がある』と言われたことはないですか?」と患者さんに聞いても、多くの方が「いえ、そんなこと言われたの初めてです」と言われます。世の医師は、どれだけ丁寧に胸部聴診を行なっているのだろうか、とモヤモヤしています。
作者からの返信
コメントありがとうございます。心臓の聴診についてはとある有名な循環器病院で働いているベテランの先生(もちろん循環器専門医)から「聴診は年に数回するかどうか」という話を聞いたことがあり、臨床現場で実際問題としてどれほど活用されているのかという疑問を抱えています。
現在心疾患、特に弁膜症では心エコーが活躍していますが、現在の心エコーを使った弁膜症の診断制度を、剖検で答え合わせをした正診率を100とした場合、心エコーのない時代、聴診での診断精度は80だった、という話をかつて聞いたことがあります。
拡張期雑音は本気で聞かないと分かりませんが、収縮期雑音や過剰心音は、通常の高齢者外来では珍しくありません。
ワクチン外来も担当しており、胸部聴診はすべての患者さんに行なっていますが、かなりの収縮期雑音があり「今まで、『心臓に雑音がある』とか、『弁膜症の可能性がある』と言われたことはないですか?」と患者さんに聞いても、多くの方が「いえ、そんなこと言われたの初めてです」と言われます。
世の医師は、どれだけ丁寧に胸部聴診を行なっているのだろうか、とモヤモヤしています。
作者からの返信
コメントありがとうございます。心臓の聴診についてはとある有名な循環器病院で働いているベテランの先生(もちろん循環器専門医)から「聴診は年に数回するかどうか」という話を聞いたことがあり、臨床現場で実際問題としてどれほど活用されているのかという疑問を抱えています。