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21 気分は批判的情報処理」への応援コメント


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    私は、大学院医学研究科博士課程を中退して、医学部に再入学しました。

    この作品、そして山崎 豊子氏の「白い巨塔」でも同じように呼ばれている「浪速大学」の基礎工学部を卒業後、浪速大学医学部が基礎医学研究者を養成するために作った「医科学修士課程(その当時はここにしかなかった)」に進学し、「マラリアワクチンの開発」を目標に掲げていた、「微生物病研究所」の、かつては「寄生虫学講座」と呼ばれていた講座でお世話になりました。

    ボスは普段はものすごく魅力的な話し方(自分たちの研究がどれだけの価値を持っているか、という事を熱く語り、私たちをやる気にさせる)をするのですが、ジャーナルクラブ(論文抄読会)では「批判的に論文を読む」という訓練に対しては「鬼」のように厳しかったです。

    基礎工学部時代、医学部に入りなおしてからの基礎配、クリニカル・クラークシップ期間での論文抄読会など、いくつもの抄読会に参加しましたが、微研時代の厳しさに比べればいずこも「天国」でした。

    今、DICの治療薬で「リコモジュリン(遺伝子組み換え型トロンボモジュリン)」がありますが、私の大学の講座がメインに仕事をしていたと思います。「世界と対等に戦える研究室」の一つでしたが、クリニカル・クラークシップで1か月間お世話になった時の論文抄読会で、私の論文の読み方、ディスカッションの仕方をみた教授が「君、すごくセンスがあるねぇ。絶対研究者向きだよ」と、とても褒めてくださいました。でも何のことはない、ただのチート能力でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。私の母校では批判的な論文の読み方は基礎医学以前の教養科目の授業で熱心に教えられており、大学入学後すぐの段階から批判的な論文の読み方を教われたのは貴重な経験だったと思います。