一章23話 ステータスカード。
【アイヴィス・ロゼル・アインズブルグ】 Age15 女性
アインズ皇国の第一皇女、後の女帝。継承権第三位。正妻であるラヴィニスと第一皇妃であるシュアと共に、閉鎖的だが豊かな国を育んている。
〔種族〕
ヒト族 アヴィスフィアン
〔天職〕
『
〔ジョブスキル〕
『
〔従属スキル〕 コスト☆18/∞
『防壁☆3』『絡雷☆5』『変化☆3』『再生☆5』『通販☆2』
〔テイム済み〕
『ラヴィニス・リリティア・ツヴァイディグル』『シュア・カラサギ』『
〔ユニークスキル〕
『雌雄瞬転』『好感可視』
〔レアスキル〕
『豪運☆5』『蠱惑☆5』
〔コモンスキル〕
『剣術Lv10』『小楯術Lv10』『演奏Lv10』『歌唱Lv10』『舞踊Lv10』『礼儀作法Lv10』『狩猟Lv5』『解体Lv3』『料理Lv5』『醸造Lv2』『大工Lv1』『土木Lv1』『採掘Lv2』『採取Lv2』『釣りLv2』
〔魔法〕
『風属性魔法・上級』『地属性魔法・上級』『水属性魔法・中級』『火属性魔法・初級』
HP: A(7777)
MP: A(7777)
STR: A (777)
VIT: A (777)
INT: A (777)
RES: A(777)
DEX: A(777)
AGI: A(777)
LUK: SSS(9999)
〔武器〕
『宝剣トライズィーベン』
天使番号である777の名を冠する皇国の秘宝。古代文明の遺産。拳を護る繊細かつ大胆で美しい籠状のヒルトが特徴的な、全長70センチのスキアヴォーナと呼ばれるブロードソード。魔鋼で精製されているため魔力との親和性が高く、『マイティラック』というLuck以外の全ステータスをLuckと同じ値(HPとMPは7を一桁足した数値)まで上昇させる付与魔法も込められている至高の一品。
【ラヴィニス・リリティア・ツヴァイディグル】 Age17 女性
リリティア公爵家次女。アイヴィスの従順な騎士であり正妻、後の皇后。
〔種族〕
ヒト族 アヴィスフィアン
〔天職〕
『
〔ジョブスキル〕
『治療Lv10』『付与Lv10』
〔従魔スキル〕 コスト☆10/10
『変化☆3』『再生☆5』『通販☆2』
〔ユニークスキル〕
『絶対防御』『纏雷白夜』
〔レアスキル〕
『威圧☆5』『心眼☆5』
〔コモンスキル〕
『剣術Lv10』『槍術Lv10』『斧術Lv10』『弓術Lv10』『大盾術Lv10』『馬術Lv10』『調合Lv10』『調薬Lv10』『礼儀作法Lv10』
〔魔法〕
『雷属性魔法・特級』『治癒魔法・上級』
HP: SSS(999999)
MP: SS(894261)
STR: A(968)
VIT: SSS(9999)
INT: S(7292)
RES: SSS(9999)
DEX: B(428)
AGI: B(415)
LUK: S(4687)
〔武器〕
『神盾槍アイシュタル』
愛欲の女神の名を冠する皇国の秘宝。神話時代の聖遺物。盾と槍が対になっていて、どちらも白銀に輝く見た目麗しい武器。愛情と欲望に比例してその見た目と性能が変わる変わり種だが、ラヴィニスのアイヴィスに対する感情が天元突破しているため矛盾を体現するほどに強化されている。
【シュア・カラサギ】 Age17 女性
亡国カラサギの第一王女。アイヴィスの従順な従者であり側妃、後の第一皇妃。
〔種族〕
尾耳族 幻獣種 白狐
〔天職〕
『
〔ジョブスキル〕
『家事Lv10』『暗器Lv10』
〔従魔スキル〕 コスト☆10/10
『絡雷☆5』『防壁☆3』『通販☆2』
〔ユニークスキル〕
『変幻自在』『超速再生』
〔レアスキル〕
『憑依☆5』『分御霊☆5』
〔コモンスキル〕
『格闘術Lv10』『暗殺術Lv10』『狩猟Lv10』『解体Lv10』『料理Lv10』『服飾Lv10』『園芸Lv10』『礼儀作法Lv10』
〔魔法〕
『火属性魔法・特級』『生活魔法』
〔ステータス〕
HP: SS(461299)
MP: S(86451)
STR: SSS(9999)
VIT: B(328)
INT: S(8251)
RES: B(310)
DEX: SSS(9999)
AGI: SSS(9999)
LUK: A(810)
〔武器〕
特定の武器を持たず、その場にあるものであれば何でも利用して昇華させる、まさに”弘法の筆”の”弘法”がシュアという女性である。
「あれま。レベルのカンスト値からして運が良かったと思っていたけど、流石に7がここまで並ぶと壮観だねぇ」
「なるほど。登録した武器の情報も詳しく教えて頂けるのですか。どこの誰かは存じませんが、非常に便利なものをありがとうございます」
「アイヴィス様の
「あ、あれ? それもそうだけど、よく見たら皆の名前の概要爛が私が女帝であることが大前提として書かれてない?」
「本当ですね。私が皇后で、シュアが第一皇妃となっていますし、今までに行ってきた内政がそのまま国事として評価されているかのようです」
「不思議ですね。別段誰かに観察されている気配など今まで感じたことなどなかったのですが、これまで以上に警戒を強めるべきかも知れません」
「もしかして、”世帯も増えたから女帝として君臨する未来もありかな”って、密かに考え始めたことが原因だったりしたりしますか?」
「心の中まで読むものが仮にいるとして、同様の方法で女の子を口説き続けているアイヴィス様だけは非難できないと愚考しますが」
「確かにラヴィニスの言う通り、アイヴィス様はそういった側面もお持ちであると自覚して、自重する必要性がありますね」
「え、嘘。この流れで私、責められてるの? どうしよう興奮しちゃう」
しかし何というか、俺の能力って尖がってはいるけど優秀だったんだな。ラヴィニスとシュアと比べてだいぶ劣るから大したことない、俺は運だけは天元突破している女なんだって、勝手に勘違いしてたわ。
実際に運以外のステータスはAランクという客観的な高水準……だと思いたいんだけど、やっぱラヴちゃんとシュアが凄すぎて微妙なのか?
う、うぅ。なんか自己評価下がってきたけど、俺には運があるから。どうやらカンストしてるみたいで正確な数値は分からないけど、きっと凄いから。それはもうほんと、凄いんだから。
そ、そうだよ。そんな凄い二人を嫁にしたんだから俺だって凄いよ! それにダンジョンの一階層でたまたま見つけた剣だってまさに俺のために創られたような性能だったし、最強のステータスって運だったんだよ!
「……ゆ、勇者のステータス限界がSだとされているこの世界でSSSのステータスを複数持つだなんて、机上の空論を優に超えてますね」
「あ、あらあら。こんなに凄いラヴィニスさんとシュアさんを色々な意味で墜としちゃったアイちゃんって、逆に何者なのかなぁ」
「あーしはアイちゃん様のステータスに謎にシンパシーを感じるかも」
「ふっふっふ。運を除いたステが蒼空ちゃんの完全上位互換だからね!」
「……アイヴィス様。自慢げに胸を張るのは良いですが、蒼空で無ければただの嫌味になってしまうから気を付けたほうが宜しいですよ?」
「こら、ラヴィニス。蒼空さんに失礼ですよ、謝りなさい。全くもう」
「うっ。ごめんなさいシュアさん。あーしってばそこまで嫌じゃないっていうか……実は、逆に求めてるところがあったりして?」
「あー、なるほど! シュアちゃんと同じタイプか! そうかそうか。どうしてラヴちゃんが蒼空ちゃんにキツく当たるのかと疑問に思ってたけど、私の
「「「「…………アイヴィス様(さん)は、最低です」」」」
「—―はぁぅ! ちょっと待って? 皆のジト目、最高が過ぎるっっ!」
……ふぅぅ。落ち着け、落ち着くんだ俺。危うくヒトとしても女としても皇女としても失格となり、公共の場で発狂してしまう寸前だったぜぇ。
そして蒼空ちゃん。俺が言うのもなんだけど、キミは話が分かるねぇ?
……さて、先ずはステータスカードを見直すとしよう。一目見て気が付く点を挙げるなら、やはり前回は無かった『通販』の従属スキルだろうか。
従属スキルの取得条件が”『
だが、今回の件については微妙に内容が異なり、既にテイムしていた個体—―ラヴィニスがテイムした対象もその条件に当てはまったのである。
つまりは、だ。このままシュアちゃんが鈴音さんを、或いは蒼空ちゃんが紫苑ちゃんをテイムすることが出来た暁には、彼女たちのスキルの下位互換を頂ける可能性が俺に残されているということになる。
欲しい、物凄く欲しい。レベルもスキルも一部を除きカンストした今の俺の伸びしろは非常に狭い。有効なスキルを一つ身に着けるだけでも戦略の幅は広がるし、組み合わせ次第では無限の可能性もあるのだ。
相も変わらず自身のジョブスキルの癖の強さに軽い絶望を覚えなくはないが、成長する可能性がある限りは望みを捨てたくはないのだよワトソン君。
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