「あの……」

「うん？」

「ユリウス様は抗議されないのですか？」

その、ロバート様のこと、とシャーロットはしりすぼみになりながら問う。

ユリウスは隣国の王太子なのだ、ロバートにこんな扱いをされる謂れは無いし、もちろん、それを抗議する手段もある。

ユリウスは小さくあぁ、と答えると、こう続けた。

「今はまだ……ね。」

そこから約一ヶ月、再びロバートは学園に姿を見せなくなった。問題を再び起こした時期も悪かった。

父王に謹慎命令を出され、やっと解かれたた直後だったのだから。

彼がいない間に再びシャーロット達は思い思い自由に、誰にも邪魔されること無く過ごせたのだった。

〜お知らせ〜

今回ものすごく短くて申し訳ないです💦

作者自身が大学入試国公立二次試験に向け、県を跨いで移動し、現地のホテルに宿泊する為、しばらく更新が不定期になります。

入試が25(金)にあり、帰宅するのが26(土)の夜となる為、約一週間の間、更新できる日とできない日がございますがご了承頂けますと幸いです。

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