第3話知らない場所

「うーん?ここは?」


目を覚ますと知らない天井を見ていた


「大丈夫ですか?」


声の方向を向くと女の子が椅子に座っていた

その女の子は、肩位まで伸びた銀色の髪の毛にリボンの付いたカチューシャを着けた可愛らしい娘

服はピンク色のワンピースを着ている


「大丈夫だけど君は?それにどうしてここに?」

「私はリボンです。倒れていた所を見つけたので手当てをしました」

「俺は翔太よろしく。リボンちゃん手当てありがとう」

「少し待ってて下さい、おじいちゃんを呼んできます」


リボンちゃんはそう言い部屋を出ていった


「ここはどこなんだろう?」


俺は立ちあがり部屋の窓を開け驚いた


「ここはどこなんだ!」


そこは、見知らぬ場所だからだ

そこには、木や石で出来た民家や牛やヤギ等の牧場に村の周りは拓けていて草原が広がっていた


「やあやあ旅のものワシはこの村の村長名前はグラスじゃ」


村長を名乗る男性は70歳位の見た目でハゲた頭に木で出来た杖をついている


「どうも翔太です」

「翔太くんよろしく。突然なんじゃが一つ相談したい事があるんじゃ」

「はぁ?そうなんですか?」

「実はこの村ではヤギや牛のミルクが名産品なんじゃが最近村の近くに大熊が住み着き牛やヤギを拐っていくんじゃ」

「そうなんですね」

「そこでお主に頼みが有るんじゃ!大熊を退治してほしいんじゃ!」

「え!?俺が!?」

「そうじゃ、ワシの見立ではお主には魔力が有るようだな」

「俺に魔力?」


あの夢が関係あるのか?


「使い方を知らないのなら孫娘に教えさせるから頼むのじゃ」

「そこまで言われたらやりますよ」

「本当か!?あぁ良かった!今日は家に泊まって行くといいぞ」

「はい」


なんやかんやで大熊退治をする事になった

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