八月の詩

夏休みが始まって


彼とは連絡どまり


彼の顔を見たくて


会いたくて


辛い


彼の声を聞くとほっとする通話も


最近はあまりやっていない


彼を遊びに誘って


誘いたくて


いいよって言ってくれるかな


言ってくれなかったらどうしよう


いつもそうやって恐れて


1歩も前進しない


どうしてこんなこと思うようになったんだろう


考えても分からない


ふと、彼から通話がかかった


驚きのあまり、出る時の声が裏返って


彼は笑った


夏祭り一緒に行かない?


そんな誘いの言葉を聞いて


私は即座にいいよって言った


胸が高鳴って


とても嬉しくて


早く会いたい


今すぐ会いたい


夏祭りまで待てないから


私からもどこかに行きたいって言ってみる


少し前進しても


これが恋だとはまだ気づいていない


八月の詩

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る