七月の詩

放課後、私は見た


部活帰り、私が帰る時


部活帰りの彼が


誰か知らない女子と歩いているところを


楽しそうに笑っている彼を見て


あの笑顔は私以外にも見せていると知って


辛くて


悲しくて


私だけしか知らないと思っていた


彼のことを私はまだよく知らない


もっと彼を知りたい


彼女が誰か知らない


知りたい


知りたくない


取られたくない


聞いてもいいのかな


聞きたいな


あれ、


そっか、この気持ちは


嫉妬だ


君に嫉妬しているんだ


認めたくないけど


私は認めた


それでも


まだ恋だと気づいていない


七月の詩

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