第13話 2丁目のつちやさん 再び

「若!お呼びですか。」

「弁慶、また2丁目にこれを届けてくれるか。」

「2丁目ですか?」

「そうだ!この間はすまなかった。今回は谷の方だ!」

「谷ですか?」

「そうだ!谷だ!」

「かしこまりました!」


30分歩く。

2丁目に着いた。


表札を読み上げる弁慶

「土屋様、土谷様、谷様…」

ん?

「谷様!?」


「谷の方だからな。」

若の声が、弁慶の頭の中に響く。

そうだ!谷だ!

谷って言ってた。

もう一度表札を見る弁慶。


よし!今度こそ間違えないぞ!


「谷様、ごめんくださーい!」

弁慶は、谷様宅へ入っていく…



ま、待て弁慶!

つちやのやが谷の方だということだ!?

土谷様の隣は谷様だった…


2丁目の呪い…

そう!それが「うかつぼう弁慶」

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