<心が変わらないなんてないのか?>と考えさせられるドラマ「相棒」<聖戦>南果歩さん出演作品

くも膜下出血になってから

よく思い出すドラマの話がいくつかあります

その中で

「心の変化」について考えさせられるドラマがあります

それは

水谷豊さん主演「相棒」の 南果歩さん出演作品「聖戦」(2011.1.1.放送)です


<ここから「ネタバレ」してますが私の記憶での話なので細かいところは違うかもしれません>

南果歩さんの息子さんが 

未成年が薬をやりながら運転するバイクに轢かれて亡くなってしまいます

憔悴しきっている中(家族ともうまくいかなくなったりしています)

加害者から謝罪の手紙が来ます

<心が不安定なまま>(見ていてそう感じました)

加害者に返信します

「これからは真面目に生きてください」

と言う内容の返信をします

その後も

南果歩さんは立ち直れず家族関係も壊れ離婚となり1人暮らしとなります

そしてファミレスで働き始めます

ある日

テーブルに水を持って行くと

そこには加害者の男性がパートナーと(小さな子供(赤ちゃん?)もいたかも)楽しく座っていました

☆息子さんが搬送された病院に加害者の男性も搬送されてきて顔を見ていました

南果歩さんは動揺してテーブルに水をこぼしてしまいます

それで店長といっしょに加害者に向かって謝罪します

☆南果歩さんは気が動転した様子のままで何も考えられないと言った感じで立ち尽くしています

それで店長に無理やり頭を下げさせられます(頭を持たれて押されていました)

「申し訳ございません」(店長の声だけで南果歩さんは言ってないかもしれません)

この後

南果歩さんは加害者の男性に復讐することに人生の全てを捧げます

爆発物を作る研究や体力づくりを開始します

素人が遠隔操作できる爆弾を作れるようになるのです

(ドラマが始まってすぐに遠くから加害者の男性の住む部屋の窓からの様子を双眼鏡で見ていました

そして「プレゼント」と言って爆弾のリモコンを押していました)

しかも自分は捕まらないように部屋にはナイロンを敷き詰め壁にも貼り

痕跡を一切残さないようにするのです(警察が調べても痕跡は見つけられませんでした)

体力作りはマラソンしたりどこかの公園で朝早い誰もいない時間を狙って

(人に見つからないようにだと思います)鉄棒で逆上がりなどをするのです

最初は全然できなかったのが最終的には余裕でぐるぐる回ったりしていました

とにかく見ていてものすごい執念を感じさせます

そして復讐は成功しますが

最終的には右京さん(水谷豊さん)に捕まえられます

(右京さんがいなかったら完全犯罪成功しただろうと思わせる内容でした

右京さんでさえかなり手こずっていたのです

ものすごい強敵でした)

そして

ラストシーン

右京さんに捕まっている南果歩さんのもとに

なんと加害者の男性のパートナーが現れます

私はてっきり「加害者の男性も悪いことしたけど私もつらい」みたいなことを言うと思ったら

そのパートナーはニヤニヤ笑って「つかまえたー」みたいなことを言ったのです

それも衝撃でした

「復讐は復讐を呼ぶのかな」と

シェイクスピアの『タイタス・アンドロ二カス』を思い出したりもします

しかし

一番考えるのは

「誰かをゆるす」ことは

簡単にはできない

いえ

よく考えても「できない」ことなのかもしれない?

ということです


なぜなら「人の気持ち」は「変わる」から

人を取り巻く「状況環境」は変わる

そうなると

「人」は「変わる(変わってしまう)」のでは?と思うのです

だから

この先の自分がどんな気持ちになるのかなんてわからない

「心をしっかり持て!」と思っていたって


何があってもどんなことがあったとしても

心をしっかり強く持ち続けられる

変わらない心を持ち続けられる


そんなこと

今の私には確約できません

「強くなりたい!」

「強くありたい!」

そう強く思っています

でも

今現在の自分は「この先どんなことがあっても心変わらない」なんて

確約できる自分ではない

だから

今は

誰かに「絶対に心変わらない」なんてことは言わないでおこうと思っています



次のこのエピソードに補足を書いています 

『相棒「聖戦」についての補足と感想』



脳心(のうこ)

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