8枚目 Wacom intuos 板タブレット

 デジタルイラストを描きたい()。そんな理由で買った(かも知れない)のが、この板タブレット(通称、板タブ)です。写真は、下のURLからも見られます。


https://kakuyomu.jp/users/azybcxdvewg/news/16817330654302586113

 

 板タブレッドはパソコンの本体に繋ぎ、その画面にイラストを描く道具ですが、慣れるのに時間が掛かります。パソコンの画面を見つつ、利き手のペンを動かさなければならない。それがなかなかに難しいんですね。


 今は殆ど使いませんが、上手く使えるか不安です。「紙に絵を描いている感覚」からずれているような、そんな感覚がずっと続きます。丁度、ゲームのコントローラーを使っている感じ。ゲームのコントローラーは自分の手元を見なくても使えますが、それがイラスト用のペンに置きかわった感じです。


 だから時々、変な所を描いてしまう。自分が描いている所と、実際に描かれている所が、微妙に離れているような。そんな感覚を覚えてしまうので、画面上に絵を描ける液晶タブレッド(通称、液タブ)よりも、使いこなすのが難しい。


 長時間の作業に向いている利点を除けば、(あくまで素人考えですが)使いこなすのが難しい板タブよりも、実際のスケッチブックに近いような液晶タブレッドや、「iPad」をはじめとするタブレットPCの方が良いかも知れません。


 ただ、iPadも液タブも高い。絵の質や、道具の用途にも寄りますが、板タブの数倍、品によっては10倍くらい高い物もあります。しかも、絵の制作にはアプリが必要。アプリにはWindows標準搭載のペイントなどもありますが、大体は有料の買い切りアプリか、定額制のアプリになります。本体+アプリ代が、掛かるわけですね。


 僕が板タブを買った時は、それに付いていたアプリが使えたので、最新版のアップロードこそ促されますが、現時点では何とか無料で使えています。いやはや、ありがたい。彼には、色々とお世話になりました。

 

 今回、「それを撮ろう」と思ったのは、その感動を思い出したからかも知れません。作業テーブルの下に置いてある箱、その中から掘りおこしました。そして、カメラのシャッターを切った。

 

 カメラは、最新型のR6 markⅡを使いました。F値を大きくして、シャープな写りを心掛けた。また撮影用ライトも使って、被写体の右斜め辺りから光が当たるようにしました。こうする事で、半逆光の環境を作れるからです。そして、テーブルの上には白シートを敷いた。


 これは本来、撮影ボックス(カタログ本やWebサイトなどで商品のサンプル品を撮る際、背景の無い物がありますが、これは小規模でその環境を作る道具です)用のシートですが、擬似的なスタジオとして、被写体の下に敷きました。それから何枚か撮り、偶然の産物(ですね)として、今回の写真が撮れました。


 最初は、こう言う内容ではなかったのですが。色々と試した結果、こうなってしまったわけです。本当、写真って奥深い。シャッターの数だけ可能性があります。今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました(本エッセイを「書こう」と思った時、「久しぶりに絵でも描いてみよう」と思ったので、本エッセイの番外編として、「板タブで描いた絵も載せられたらな」と思います)。

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