第5話

 春になった。


 学校では僕は2年生になり、1年生が入ってきた。


 学校では冒険者に関することで様々な変化があった。


 まず、体育の授業で他の生徒と分かれて行動することができるようになった。


 あまりにも運動能力に差がありすぎるための処置だ。


 非冒険者の生徒と同じ授業を受けることもできるが、様々なハンデがつけられる。


 体育の授業の最初の体操を他の生徒と同じ場所でした後に、冒険者の生徒はそれぞれの死体運動をすることができる。


 それに、家から道具を持ってきてそれを使うこともできる。


 ただし、持ってくる道具は刃がついていない安全なもののみが許可され、授業後3日以内にどんなことをどんなものを使って行ったのかを紙に書いて提出しなければいけない。


 僕は「人形使」というスキルをとって、人と同じくらいの大きさの人形を使って戦闘訓練を行なっている。


 「人形使」は名前の通り、人形を操ることができるようになるスキルで、使用者の強さによってその人形の強さも変わる。


 その人形相手に格闘戦をしたり、模擬刀を持ってきて剣術、時にはモンスターに似た人形を用意して戦闘訓練をしたりしている。


 しかし、今のスキルの練度ではいちいち自分で指示を出さなければいけないし、指示も口で言わなければいけないのでいまいち使いずらい。


 さらには、自分の所有物にしか使用することができないため、家に人形を忘れても他の人に借りることができないのだ。



 他にも学校の変化はあるが、一番大きいと思うのは学校に「ダンジョン部」ができたことだ。


 ダンジョン部ではダンジョンに関することを色々としていて、僕は名目上の副部長になっている。


 僕1人では集めきれない情報をダンジョン部のみんなが集めてくれる代わりに、僕が得た情報やダンジョン内で起こったこととかを話したりしていい関係を保っている。


 ゴールデンウィークには僕以外のメンバーでダンジョンに挑戦するらしいが、うまくいくだろうか。

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