第49話

最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする

四十九話 前回までのあらすじ ナイトは苦戦していたが勇者がピンチになりそれを助けるために自分の体を差し出した。

「勇者!!今助ける!!」

ナイトは立ち上がり勇者の元に向かう。

「遅いんだよ!!」

「ぐはっ!!」

ナイトは腹を思いっきり殴られ、血反吐を吐いた。

「がっ、はっ……」

「お前の負けだ」

「はっ、はっ……」

「諦めろ、お前じゃ俺には勝てない」

「くそっ……」

「じゃあ、さよならだ」

ナイトは目を閉じ覚悟を決めた。その時、声が聞こえた。

「助けに来たよ!!ナイト!!」

「はっ……?」

「なんだお前は?」

「僕は、魔術師君たちを助けるよ」

「ふざけんじゃねえぞ、お前みたいなガキに用はない」

「僕だって、あなたのようなおじさんには興味ないよ」

「なら死ね」

「死ぬのはそっちだよ」

「なにぃいいいいいい」

「アイスストーム!!」

氷の嵐が巻き起こった。

「ぐぅうううううう」

「まだまだぁ!!」

「調子に乗るなぁああああああ!!!!」

「うるさいなぁ、黙れよ」

「がぁああ」

「もっと痛めつけてあげるよ」

「ぐぅううう」

男は魔術師の攻撃で死んだのだった。「ふぅ~終わった終わった」

「大丈夫か!?勇者!?」

「うん、なんとか……」

「よかった……」

「それより早くここから離れよう」

「そうだな」

四十九話完

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