第17話

最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする

十七話

魔王は勇者に言った

「私が時間を稼ぎます、その隙に逃げてください」

「そんなことできるかよ!」

「大丈夫ですよ、私は強いですから」

「でも……」

「お願いします、私の願いを聞いてください」

「わかったよ……」

「ありがとうございます」

そして魔王は勇者に背を向けた。

「いくぞ大賢者!」

「ふん! かかってこい! 勇者よ!」

「はぁ!トルネイドブレイド!」

「効かぬわ!」

「ならばこれでどうだ!ライトニングソード!」

「くらえ!ダークネススラッシュ!」

「ぐはぁ!」

「まだまだいくぞぉ!グランドインパクト!」

「くそぉ! まだだ! デスブレイカー!」

「うわあ!!」

倒れた勇者

倒れた勇者に駆け寄るナイトは治癒魔法ちちんぷいぷいを唱えた

「勇者!大丈夫か?」

「なんとかな……お前こそ大丈夫なのか?」

「もちろんだ!」

「くそぉ! よくもやってくれたな!」

怒り狂う大賢者 そんな大賢者に向かって勇者は言った

「おい大賢者!お前の目的はなんだ!?」

「目的だと?」

十七話完

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