第12話 特別作戦編1
戦争が始まった次の日の朝2時半、まだ日が出ていない時間帯に特攻小隊の隊員たちは正門前に集まっていた。そしてそこには特殊車両があってそれに乗って国境まで行く。
「ゼロ隊長閣下おはようございます!」
「静かに。全員揃ったか?各班長点呼しろ。」
各班長60人が点呼して全員が集まったのを確認して僕等は特殊車両に乗り込んだ。そのままウクライナとロシアの国境付近に行く。そこからは森で国境に渡ると向こうに潜入している我等のスパイが手助けしてモスクワまで行く。このスパイたちは下手なスパイと違ってСбУ が緊張が高まった後に直接送り込んだ精鋭たちで信頼できる。まあその前から居た人たちもいて一部はロシア軍の士官だ。その士官は作戦を全て教えてくれて助かっていて補給ようの部隊だがわざと年季が入ったものや少し小細工をかけて後ろに飛ぶようにしてくれるため助かっている。彼の協力のもとсбу の活動は少し楽になっている。そのため我らの存在が明かされた。まず国境地帯まではここから6時間半程で着く予定だ。運転手も我々の補給班の兵士なため、作戦の話もできて助かった。そして朝9時半を少し過ぎた頃、僕等は国境地帯に来た。ここら辺は多くの銃声が聞こえる。現在ウクライナ軍とロシア軍は近くで戦っているのだ。ただし僕は抜け道を知っている。
「運転ご苦労だった。」
「はっ」
車は基地に向けて引き返して行った。
「ロシア国内に今から行く。各班ここから分かれる。行くぞ。」
僕等は6班に分かれてそれぞれ森の中に入って行った。僕等も入って行ったがロシア国境警備隊の隊員を1人発見した。このままだと僕らの存在がバレるため僕は密かに発砲してロシア兵を溶かした。銃声はとても大きいが他のところからは大砲の音などが出ているため無事かき消された。僕としては存在がバレたくなかったため助かった。
「閣下、」
「ゼロでいい」
「ゼロ様、あそこにフェンスがあります。もう少しでロシア領ですね。ただし国境警備隊が見回っているようです。殲滅しましょうか。」
「そうだな。バレないためには殲滅したほうが楽か。よし、行くぞ。」
「はっ」
僕等は国境警備隊に向けて木に隠れながら発砲した。僕等は基本的に命中させて近くにいた国境警備隊も騒ぎを聞きつけるやってきたが無事に全員溶かせた。耳栓をつけていて本当に助かった。そうでないと音で頭がおかしくなっていただろう。
僕達は国境警備隊を溶かした後フェンスに駆け寄ってきた。周りの様子を見て人がいないことを確認すると音を立てずにフェンスを登って反対側に行った。僕も含め11人全員さすがは精鋭なだけあって無事にできた。そして遂にロシア国内にやってきたのだ。そのまま僕達は約束した場所にやってきて協力者と出会った。途中検問を無事に通り抜けるのは厳しい為、僕達はロシア軍の兵士に偽装することも考えたが明らかに行く向きがおかしい為、結局はロシア軍の補給用部隊に偽装してトラックを用意してもらった。武器弾薬を運ぶことになっていたトラックの帰りを装っていた。そして無事に検問は全て通り抜けられて国境を超えてから11時間後、遂にモスクワ市内のСБУの基地もしくは溜まり場に到着した。そこは完全にウクライナの手の者しかいない為安全だ。そして夜9時、日が完全にくれた後には潜入作戦を開始する。僕等は溜まり場にて再び再会した。モスクワに行く途中で車を変えたりと色々大変だった。ただし本番はこれからだ。
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