第4話 ここもバトルロワイアルだから
学園長室で彼女は窓を見ながら座っていた。
大風 揺風 (オオカゼ ユリカ) 風の精霊の異名を持つ短剣学園の学園長である、
緑色の髪の毛を腰まで伸ばしておりいかにも魔法使いの白いローブを着ている。
短剣学園の学園長である大風 揺風だが彼女は短剣学園が作られた時から学園長の座についている、短剣学園では力こそ全てだから彼女は学園長であり学園の頂点であり学園最強であるつまり一番強いと言われている。
彼女は誰かに耳元に囁いたかれたかのように気付きドアの方に身を向け、そして小さな笑みをこぼしドアが開かれるのを待った。
ドアが開いた瞬間そこにはとてもダルそうな女性が立っていたそのオレンジ色のツインテールの髪の毛を風に飛びかせながら 昆陽名 璃朋 (コヤナ リホ) は歩き学園長の方へ近づきていた。
「あら~ リホちゃん」
「学園長、これが今年の入学試験を受けた子たちです…」
「これが全員なの~? ありがとうリホちゃん、そこのテーブルに置いといてくれる~?」
「ん…」
「りほちゃん今年の受験者たちはどう~?気になった子はいた?」
「う~ん…望月財閥の次女くらい、あとはふつ」
「あらあら~そうなの?残念ねー、ん?望月財閥の次女と言えば
望月 月音 (モチズキ ツキネ) のことね?」
「うん」
「確かに望月家は強い超能力者の一家で有名だから…なっとくね」
気になった子…悪い意味で一人いたけど残念だけどこの学園は甘くはない
「どーどうしたのリホちゃん?」
「ん…何もない、戻る」
「そう~?わかったそろそろバトルロワイアル始まるから、ありがとうね」
「失礼します」
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守永 恵悟 (モリナガ ケイゴ)視点
気づいたら森の中、オッサンめぇえーまだまだ説明が足りねぇよ!
何がバトルロワイアルスタートだぁ?
まー...バトルロワイアルと言えば、となりのばぁちゃんのテレビでバトルロワイアルジャンルのゲームをプレイさせてくれたけど、もしあのゲームとほぼ同じルールだったら作戦はある。
基本的なバトルロワイアルのルールは最初降りたいところを選んで始めるんだけど、今回は違うようだ、ランダムらしい、確かにそういうバトルロワイアルゲームもあるけど、それで降りたら後は最後の一人が残るまで戦うって感じかな基本は。
「あのオッサン出来れば最後まで説明してほしかった」
まぁ…進むか今俺がどこにいるかはわからないけど、とりあえず俺から見て左側の
10時方向にある大きな木に行って登ろう、バトルロワイアルゲームのセオリー的に上、ハイグラウンドは強いってばぁちゃんが言ってた。
「よーしっと…ついた」
今俺は木の上にいる。周囲を見た限り本当に森だ。木がいっぱいわーい~
高い所にいることによって周りをよく見ることができる、あちこちで戦いが始まっている。
でも俺がいる方にはあんまり人の気配を感じない。
確かにここは安全だが俺は入学のテストで10位以内を狙っている、あのオッサンは説明はしていないが、このバトルロワイアルではただただ生き残るだけではだめだ、点数を稼ぐためにも戦わないといけないここは短剣学園ここでは力こそ全て。
よーしと決まれば早速バリヤーを発動させた。
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スキル: バリヤー
一秒ごとに-1MP消費し自由自在にバリアーをはることができる
バリヤーはDEFに依存する
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昨日はこのスキルバリヤーを手に入れるため 職業 クラス魔法使いに決めた
職業 クラスの取得法はステータスにある【クラス:】を指先で押せば取得可能な職業 クラスを選べる、ステータスとパラレルスキルによって選べる職業 クラスが変わる。
「ステータスオープン」
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守永 恵悟 (モリナガ ケイゴ)
クラス:魔法使い
スキル: バリヤー
一秒ごとに-1MP消費し自由自在にバリアーをはることができる
バリヤーはDEFに依存する
パラレルスキル
タイプ 呪い : ゼロダメージ
攻撃力がずっと0になる スキルを発動するときだけ受けるダメージが0になるそして防御力が∞になる
Level: 3
HP : 170
MP : 660
ATK : 0
DEF : 17 (∞)
AGI : 31
INT : 66
DEX : 26
称号 : 優しい魔法使い
攻撃魔法スキル持たずに2回レベルアップする
効果一秒ごとに+2MPを回復する
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俺の場合はステータスの INT が高かったから魔法使いを選べた、勉強をしてよかた!
そして昨日はできるだけ職業 クラスについて調べた、で俺の目に付いたものが魔法使いのスキル”バリヤー”だバリヤじゃなくバリヤーだ、俺もこれを見た瞬間驚いた、最初はバリヤーとバリヤの違いがわからなかったから調べた、それで調べた結果俺のパラレルスキルとバリヤーの相性がとても良かった。
バリヤは-20MP消費し10分バリアをはることができる DEFには依存しないそのかわり100の防御力がバリアにはある。
バリヤーは一秒ごとに-1MP消費し自由自在にバリアーをはることができる
バリヤーはDEFに依存する。
つまりバリヤーはMPがある限りバリアーをはり続けることができるしかも自由自在にだ、そしてバリヤーと言うスキルを使ってることによって俺のパラレルスキル
タイプ 呪い : ゼロダメージ を発動し続けることができる。
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パラレルスキル
タイプ 呪い : ゼロダメージ
攻撃力がずっと0になる スキルを発動するときだけ受けるダメージが0になるそして防御力が∞になる
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本来バリヤーと言うスキルは弱い。
なぜなら魔法使いが使うからだ、バリヤーはDEFに依存するから防御力があんまり期待できない、なぜなら魔法使いはINTが高くDEFが普通以下だからだ、自由自在に形や大きさをはることができても防御力が低いせいで壊されるだけだ。
もしDEFが高くてもバリヤーを発動すると一秒ごとに-1MP持ってかれ直ぐにMPが尽きてしまう。
だから魔法使いたちはMPを無駄にすることよりもそのMPを使ってより高い攻撃力のある魔法を使う。
バリヤーやパラレルスキルだけでも壊れているのに、称号を手に入れてしまった、しかも効果が俺と相性がいい、称号を手に入れた時は完全に偶然だこんな称号があることでさえ思ってなかった。
バリヤーを試すため孤児院の近くにある下水に行った、そこでは異世界から来た鼠モンスターがいる、その鼠モンスターは鼠をチワワぐらいでかくしたモンスターだ,俺はバリヤーを発動して全身を透明なバリヤーで隙間なく包んで下水で走り回った。
そして鼠12匹釣れたとこで走るのを止めた。
止まった瞬間ネズミ12匹一斉に俺目掛けて突進して来た、俺は慌てずにバリヤーを使った俺ではなくネズミ12匹に使った、ネズミ12匹をバリヤーを玉の形にして中にネズミ12匹を閉じ込めた。
俺の攻撃力はゼロダメージだアイテムや武器を使ってもダメだった、だから今世界の物理を試すこれがダメだったら俺は諦めるしかない。
俺はゆっくりと玉を小さくしていくそして、ギチギチとバスケットボールぐらいに小さくなった時はネズミ12匹の鳴き声が聞こえなくなった。
俺は何を見ているのかわからない…
とりあえず実験は成功だ、っと思っていると身体の中に力が湧いてくるような感じがして、レベルが上がったときずいた。
ステータスを見るとどうやらレベル3になったようだ、そしてそのまま下の方を見て称号のところを見た瞬間。
俺は固まった。
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称号 : 優しい魔法使い
攻撃魔法スキル持たずに2回レベルアップする
効果一秒ごとに+2MPを回復する
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「よーし点数を稼ぎに行こうか」
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