九龍懐古

小噺 ６

アートあれこれ

ストリートアートとは路上の建物などに描くアート全般の事を指し、中でもグラフィティアートはスプレーをメインに公共の壁や電車またはシャッターなどに描かれる文字や絵を指す。解釈によってはアートにも落書きにもなりうる。

ストリートアートにはシンボルやイメージ、及びイラストが多いが、グラフィティアートは文字や名前ベースの作品が多いのが特徴。

公共物や私物へと、所有者の許可を得ることなく描いてしまうスタイルなので基本的には違法。しかし近年では芸術として認められているジャンルであり、時々国や都市が特例として作品用の場所を提供することも。香港にもこうした街ぐるみのアートが多数存在。

書画は大きく分けると‘墨で書のみを書いた物’と‘書と絵画が融合した物’の２種類。後者は描かれた風景や物と同じ題材や相応しいと思われる漢詩を用いて表現される。

猫（マオ）は書画や水墨画を好んでおり、自分自身もそれなりに描けるものの特段他言はしていなかった。が、新年や祝事で周辺店舗に挨拶状などを書いているところを屡々（しばしば）見掛けていた燈瑩（トウエイ）に今回バラされた。

蓮（レン）が地味に１番達筆。樹（イツキ）のメモは難解。