仲間と昇格・後
旧雨今雨14
「やってるやってる。派手だな
そして警察はそのかなり後方にもう一隻船舶を見付けたが─────中には、誰も乗っていなかった。
そもそも
終わってしまえば呆気ない。
「しかし
「いいんだよ、持ち主が
「あ、そうなの?大丈夫かあんな適当に置いてきて」
「平気平気。足つかないようにしてあるし、あとは警察に廃棄任せちゃお」
「だから他にも
「仕事はしたじゃん」
笑って肩を
「あ、音聞こえなくなってきちゃった」
コンコンとイヤホンを叩きながら言う
「
「ありゃ冗談だよ。知らねーけど死んではないだろ、
「信頼してるんですね」
「あぁ?何だその言い方、こっ恥ずかしいなお前…まぁ
いいな、と小さく呟く
「テメーも仲間だろ」
「ほんとですか!?」
その大声に
「馬鹿、危ねぇ!!」
「
全員の視界が揺れ、バシャァンと水飛沫が上がると
少し
「ぶぇっ…た、助けて下しゃ…うぇぇ…」
「面倒事増やしてんじゃねぇよクソ
「
「さ、寒いでしゅ…」
なんとか海から引きずり戻すと、海水まみれになりシオシオにしぼんだ
「
「やめろ寄るな!ビッチャビチャじゃねぇかお前!」
「あっ、だから暴れたら───」
振り払おうとした
結果。
「おぁっ」
「ひゃっ」
「うわっ」
船は裏返り、
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
明朝。人身売買組織お縄の記事はニュースの一面を飾ったが、それだけ。12Kは案の定
あのあと
────それからいくらか
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