第二十二話
僕とリクトは戦場の上空に僕の従魔によって着いた。戦場は無様だった。
「リクト、飛翔の準備できるか?飛翔で降りるぞ」
「えっ本気?」
「本気だ。シンが止まるから降りる。」
僕は魔法を発動させてシンから降りた。リクトもついて来た。僕は上空から魔法を打って魔物を倒して行った。そして急降下していた。リクトは飛ぶのに必死で何にも戦闘体制になっていなかった。
僕達は着陸した。魔物が囲んできた。
「リクト大丈夫か?」
「後ろは頑張るから前を頼む」
「わかった」
僕達は背中をピッタリとくっつけて戦って行った。そして気付いたら周りの魔物を全て排除に成功した。僕は安心して気を緩めていた。リクトなんて眠そうに目を擦っていた。
「リクト、寝るなよ」
「流石にこんなところで寝ないよ」
「それならいいけれど」
そして僕達は魔物の死骸の回収と怪我人に対して応急処置を施していた。その時爆発音がした。
「何事だ。リクトなんかわかるか?」
「俺に分かるわけねえだろ。殿下がわからないことが。ど田舎の貧乏騎士爵の四男坊だよ。」
「前世の記憶とか」
「言っとくけれど前世は地球という世界で魔法なんて存在しないし」
「ちぇっ。まあいいや僕があいつを倒してくるからお前がこいつらを守れ」
「危ないからやめろ」
「いやこれは僕の義務だ」
「そうなら止めないけれど絶対に死ぬなよ」
「絶対だ。約束しよう。愛しいルイーズと無事に帰ってくると言ったしな」
「行ってこい」
僕は羽がついた人間らしきものに向かっていった。そして対峙した。
「お前は何者だ」
「私は第7位の権天使のアイよ」
天使の階級
第一位 熾天使
第二位 智天使
第3位 座天使
第4位 主天使
第5位 力天使
第6位 脳天使
第7位 権天使
第8位 大天使
第9位 天使
「お前は本当に天使か?堕天使じゃ無いのか?邪悪な力を感じる。」
「そんなわけないわ。私は至高なる神ヴィヴィンダ様に使えるものだ。ヴィヴィンダ様こそが正義であり他の神たちは邪神そしてそいつらを信じる奴らは邪教徒よ」
「フォーモル侯爵が言っていたのと同一人物か?まあ良い今はこいつとの戦闘に集中せねば。」
僕は今まで使っていた普段使う剣に変わり聖剣ヲーマオスを取り出した。これは不死のものでさえ切り裂ける最高の剣だ。僕が創造神様より神界に呼ばれて神々から特訓という名前の扱きを受けた時に貰った。まあそのおかげで強くなったから感謝もしているが今も思い出してとっても辛かったと思っている。あんなに魔物に囲まれてもあのときに比べれば楽に感じてしまう。まあ大規模魔法が生存者のために使えなかったし異様に生命力が強かった為あのウザい魔物らを倒すのに本来よりも時間が掛かったが。もしかしてこいつが何かやったのかもしれないな。まあ関係なく恐らく次神様方にあったらまた扱かれるだろうな。少し憂鬱だがまずは頑張ってこの堕天使を倒さなければ。
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