第二十三話
僕は堕天使を前に作戦を考えていた。そしてまず僕らの周りに結界を張って周りに被害が出ない様に対策した。僕が思考に浸っていると敵はいきなり炎の王級魔法を放って来た。僕はびっくりしたが慌てて避けた。この時代に僕以外に王級魔法を支える人間は存在しないと思っていたのだ。ちなみに僕は公表されていないが全属性神級まで使えて更に神も殺せる終末魔法を撃つことが可能だ。ただ今回の戦いは今まで以上に厄介になりそうだ。超級と王級の差はとても広い。
僕は反撃をする事にした。まず闇の神級魔法ブラックホールを放った。これはとても強い魔法で敵を追尾して絶対に吸い込む。吸い込まれたら必ず死ぬ。これを相殺するには二属性以上の混合神級魔法出ないときつい。堕天使もそれを理解しているのか様々な魔法を放っていたが全て王級だった。どうやら神級は放てないらしい。ただこれでは僕以外の人間に倒すのはきつそうだ。どうにか対策しなければ。まあこれで勝ったしとりあえず良いか。今日はとても疲れた日だった。そういえば何故このスタンピードが起きたのかを見つけなければ。僕は戦場を離れて森の中に入っていった。そしたら鏡があった。そしてそこから魔物が出て来ていた。僕は魔物を倒してから普通の剣で破壊しようとしたら剣が壊れた。その為聖剣で破壊する羽目になった。聖剣は普通に使ったら少しの聖気がある丈夫な剣だが魔力を込めると込めるほど強くなる。そして無くしても持ち主の元に自動で戻って来るから便利な剣だ。ただ魔力燃費が悪いのが問題だが。僕以外の人だったら使いこなせなかっただろうな。そう考えているうちに鏡の破壊は成功した。
僕は探知をかけて鏡を探して破壊して回った。またその残骸は研究のためにアイテムボックスに入れてリンガリア王国の研究所に渡す事にした。彼等は優秀だから色々見つけてくれるだろう。鏡は合計で53個程あった。後神様にもこの現象を聞いてみようと決めた。何か神託で言っていたことが絡んでいる気がしたのだ。そして中から出てくる魔物は普通のよりは強いがそこまで強くなかったから瞬殺できたが普通じゃなくて黒いモヤで覆われているので怪しかった。
僕が戦ったところに戻ると天使の数が5人に増えていた。ただ僕がかけた結界を出れない様だった。僕は結界の中に入っていった。そしてよく見ると僕が戦った堕天使は消えていた。
「そこのお前らは堕天使のアイとやらいうものの仲間か?」
「お前がアイを殺した奴か。俺は第二位の智天使のキアだ。俺たちはアイの仇を取ろう。お前らかかれ」
「「「「はっキア様」」」」
堕天使たちは一斉にかかって来た。ただ前に戦った奴らよりも強そうだった。僕は少し面倒だと思いながら戦い始めるのだった。
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