第十八話

僕が起きたら兄上からメッセージが届いていた。メッセージには{レオ、報告ご苦労だった。あのバカ伯爵(ロープ伯爵)は伯爵位を取り上げておこう。奴隷売買など禁止されていることを行っていたしな。あやつの後始末は余がやっておこう。何かあったらすぐに言え。}と書いてあった。僕は安心した。そして急いで着替えて男爵にあう準備をした。僕はベルを鳴らして侍女を読んだ。侍女はすぐに来た。

「リンガリア王国の若きライオン、レオナルドリンガリアフォンローザム王太弟殿下なんの御用でしょうか」

「男爵にあいたい。」

「わかりました。旦那様に伝えてまいります。」

「頼む」

しばらくして執事がやってきた。

「リンガリア王国の若きライオン、レオナルドリンガリアフォンローザム王太弟殿下、旦那様の執務室に来てくださりませんか。」

「よかろう」

僕はリーウネ男爵暗殺未遂に関する資料のコピーをアイテムボックスから出して執事について言った。

「旦那様、リンガリア王国の若きライオン、レオナルドリンガリアフォンローザム王太弟殿下をお連れいたしました。」

「リンガリア王国の若きライオン、レオナルドリンガリアフォンローザム王太弟殿下入ってください。」

僕は部屋の中に入った。

「リンガリア王国の若きライオン、レオナルドリンガリアフォンローザム王太弟殿下ここにお座りください」

執事は男爵の後ろに控えて侍女はお茶を入れてすぐにでていった。

「男爵、今日来たのは昨日の件についてだ。ひとばらいをしてくれ。」

「はっ皆の者下がれ」

部屋にいた人間は全員外に出ていった。

「念の為防音結界も貼っておく。」

「はっ」

僕は防音結界を張った。

「毒を入れたのはお前のお気に入りメイドだ。」

「ニナが?なぜ」

「お前どうやら彼女を孕ませたみたいだな」

「私は聞いていませんが」

「彼女が勝手におろしたみたいだ。ただそのことに不満を持ってリード男爵の暗殺の誘いに加担したみたいだ。リード男爵はまだ若いお前の嫡男に恩を売ってこの領地を乗っ取ろうと考えていたみたいだ。」

「なんと?」

男爵は目を見開いていた。予想もしていなかったみたいだ。まあそうだろう。きやつと男爵は学園時代からの親友だ。親友に裏切られたも同然だ。全く貴族社会はめんどくさい。前のお気楽王弟のほうが楽だった。ローザム大公としての職務のみをやっていた。

「なにか思い当たることはあるか?」

「そういえば前金を貸せと言われて余裕がないからと断りました。それしか思いつきません。」

「そうか。まあ動機はわからないがきやつには僕が兄上に伝えて逮捕と罰することになるだろう。」

「ありがとうございます」

「僕は今日ここを出て教国へ向かう。帰りもよるかもしれん。」

「はっせめて食事は食べてください。もしお望みでしたら昼食も渡しましょう」

「わかった朝食は食べてからリクトともに向かう」

僕はあんさつみすい事件がほとんど解決したことに安心しながら教国でのたびに希望を持っていた。そしていずれ世界中を旅をしたいと思っていた。



















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