甥の後始末を押し付けられた

第十四話

僕は邸に着いた。そして1番良い客室に案内された。リクトは僕の友達だということで二番目に良い客室だ。僕はお茶などを飲みながら客室で寛いでいた。少し時間がくつろぎ始めてからたった。そして僕は少し仮眠を取っていた。僕が起きたその時人々が玄関の方に向かう足音がした。僕は気になって何事だと足を運んでみることにした。

玄関に行ったら太っている偉そうな人間がいた。

「何事だ？」

「殿下、殿下の耳にわざわざ入れることではございませんのでご安心を」

僕は気になったので説明させる事にした。

「僕の命令だ。リーウネ男爵状況を説明せよ」

「はっここにいるロープ伯爵閣下がなんの前触れもなく来られて最高級のおもてなしをせよと仰られていましてさらに黒金貨10枚を上納せよと。ただ黒金貨10枚は我が量の年収の何倍かわからぬほど大きな額です。我が領民に重税を課すなんてことはできませぬそれゆえ断っているのですが」

「話はわかった。ロープ伯爵ソナタの言い分を聞こう」

「何故伯爵の私がお前のような子供に呼び捨てにされてコケにされなければいけない。無礼者おい騎士こいつを不敬罪で逮捕しろ」

「無礼者は其方であろう。僕はローザム大公レオナルドリンガリアフォンローザムだ。次期国王に逆らって良いとでも。文句があるなら証拠を見せても良いが」

「だったら見せてみろ」

僕は王族を示す時計と身分証を見せた。

「これで分かったか。おい男爵家の騎士達よ僕が責任を取るからこの馬鹿伯爵を投獄しておいて僕への不敬罪を働いたから」

「私は認めん」

馬鹿伯爵は懐から短剣を出して僕に斬りかかってきた。

「王族に対して剣を向ける事は国王の許可がない限り禁止されている。ましてや次期国王に対してなど厳禁だ。お前の罪は王族傷害未遂罪も加わった。お前に僕の名で伯爵位を剥奪しよう。まだ正式では無いが兄上にはすぐに伝えさせていただく。兄上のことだすぐに手続きしてくれるだろう。」

騎士達は素早く捉えた。伯爵家の騎士は抵抗しようとしたが僕が直々にライとボルトで気絶させてやった。そして馬鹿伯爵は牢に連れて行かれた。

「男爵災難だったな」

「はっ誠にありがとうございます。私1人だったら格上の為抵抗できませんでした。殿下のお陰で領民に負担をかけないですみました。」

「そうかそれは良かった僕が馬で領地を取ってきた感じを見ていると領民達は楽しそうだった。良き領主の証拠だ。これからも励め」

「はっありがたきお言葉」

「僕は客室に戻る。また後でな」

「はっ」

僕は騒動を解決して部屋に戻った。そして召喚魔法を行使する事にした。僕にはフェンリルなどがいるが彼らは優秀だが情報収集を出来るものを見つけなければいけなかった。僕にはロープ伯爵について気になることがあったためだ。僕は呪文を唱えて魔力を入れた。そしたら魔族が出て来た。僕は驚いた。

「此処は？お前何者だ。」

「ぼくのじゅうまになれ」

「おのれ」

魔族の男はかかって来た。僕は一瞬で奴を倒した。僕が指を少し動かしただけで奴は怯えた。

「降伏します」

「あらためて告げる。僕の獣魔になってくれ」

「負けましたからには貴方に従いましょう。私はアゾミスタと申します、ご主人様。私の特技は諜報です。」

「それは重畳早速だがロープ伯爵の事について調べてほしい。」

「はっ」

すぐに彼は行こうとしたが僕が引き留めた。

「少し待て後僕のことは殿下と呼ぶ様に。もう一つ人前では人族の格好をしてくれ後他に人間がいる前ではなるべく現れない様に」

「はっでは任務に参ります」

「頼んだ」