第十話
僕は学園に戻った。戻ったら真夜中だったのでいくら国王である兄上から呼び出されていたとしても寮母から怒られた。どうやら次の日になっていたらしい。
その夜僕は寝ようとしていたら頭の中に声が聞こえた。僕は急いで起きて剣を取った。その声は言った。
「我愛し子よ、アームバルト教国に行きなさい。そこで教会本部に入りなさい。私達からロープと仮面を与えます。起きたらアイテムボックスをチェックしなさい。後レベルの権能を解放します。これからはあなたのステータスを見れるようになります。ステータスのは私達からの加護が移りまし。強くなって世界を救って下さい。」
僕は神が僕に話しかけているのだと気づいた。何が起こるのかはわからないが僕は強くなって世界を救わなければならないらしい。僕は神託を信じてこなそうと決めた。まず剣を置いてアイテムボックスの中身をチェックしたら神具、使徒のローブと使徒の仮面があった。神の使徒のために神々がわざわざ作られたものらしい。僕は兄上にメッセージを送った。メッセージには神から信託が降りた。とのみ伝えた。僕は魔力をごっそり神託により取られていたためとても疲労を感じて返事を待たずに寝てしまった。神託を受けると魔力が取られるのだ。
朝になった。兄上からの返信が来ていた。兄上は王城に再び来るようにとのことだった。ただ僕が既読になっていないのを見て寝ているのだろうと見通されていたようだ。僕はすぐに王城に向かう準備をした。そして馬車も迎えに来ていた。僕は馬車に乗って王城に行った。そしてすぐに兄上にあった。
「信託の内容は?」
「世界で何か起きるそうです。後僕に教国へ行けと」
「わかった。公式にか?」
「それに関しては何もただ僕は冒険者として入国したいと思います。冒険者としても全名で登録しているので王族だとわかりますし」
「わかった。怪我が治ったら行ってくるが良い」
「ありがとうございます。」
僕は王城を出た。そして大聖堂に向かうことを命じた。
大聖堂に着いたら司教が迎えに出てきた。
「神のお加護持ちレオナルド王太弟殿下今日は何のご用でしょうか?」
「お祈りだ」
「それはそれは神のお加護をお持ちのお方としてとても良い心掛けです。すぐに案内いたします。」
僕は最上級の祈りの間に通された。そして僕と司教はお祈りを始めた。その時だった。急に僕の視界は光によって潰された。それは僕の立太子の儀の時より強かった。そして目を開けたら老人たちがいた。僕はびっくりした。
「何者だ」
僕は剣を構えた。1人の老人が手招きした。
「そこの空いている椅子に座りなさい」
僕は敵わないとわかっていたため素直に座った。
「君は我らを警戒しているようだな。まあ良い。自己紹介をしよう」
「我が創造神だ」
「神様でしたか。警戒してすみません。」
「良い良い其方のように何度か殺されかけたり常に暗殺の危険に遭ったら仕方ない。それにそうしたことで身を守れるだろうから全然良い」
「ありがたき幸せ」
「俺は技術神」
「私は魔法神」
「私は生命神よ」
「俺は商業神」
「それでな我らの愛し子には訓練をここで受けてもらう。下界では時間が止まっているから安心しろ。後神界だと経験値習得の速さが上がる。頑張れ。そうだ君に神の使徒の指輪を与える。後訓練の講師は魔法神と技術神だ。」
「よろしくお願いします」
僕は神界で訓練を受けることが決まった。少し不安だったが神に教えてもらえる機会など無いと思うので頑張ることにした。
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